枚方市駅周辺再整備事業のポイントについてインターン生にまとめてもらいました。
 
 
【なぜ再整備をするのか?】
「これからの時代に対応した、枚方市の中心市街地にふさわしい、魅力あふれる賑わいのあるまちの構築を目指す」というのが市の示すビジョンです。が、現状の課題を整理してより具体的に挙げてみると、、、
 
①市庁舎などの公共施設やサンプラザなどの商業施設が老朽化してきた。

(H22年現在での築年数なので8年経った今ではもっと築年数は経っています)
⇒災害にも強い、新しい施設に建て替えましょう。
 
②商業施設に活力がない。
⇒滞在する時間を楽しめるような「時間消費型」のショッピングモールなどを作りましょう。

③駅前のロータリーをはじめ、駅周辺の交通が滞っている。
(昼間でもタクシー・送迎の乗用車でいっぱいです、朝夕はもっと込んでいます)
 
⇒駅前の広場や道路を拡充して渋滞を解消しましょう。また、自転車や自動車を駐車できるスペースも作りましょう。
 
④人口減少や少子高齢化によって市民の駅周辺に対するニーズが変化しつつある。
⇒公園広場やバリアフリーの歩道を整備して、高齢者が健康的で安全に暮らせる空間にしましょう。また、居住機能を拡充して(タワーマンションなど)、人を取り込みましょう。
 
⑤駅周辺にいろいろな施設が集まっていて「ゆとり」がない。
⇒人々の行動範囲を広げるような施設配置をして、回遊性のある空間を生み出しましょう。
 
⑥地域の自然や歴史・文化や大学などが活かしきれていない。
⇒地域資源を活用したり、大学との連携をはかったりして、枚方らしい賑わいのあるまちにしていきましょう。
 
などが根拠としてあります。
 
 
【効果的な土地利用・施設配置をするにあたり、まず市庁舎をどこに置くか?】
↑再整備の範囲と④⑤街区
④街区は現在市役所本館や市民会館があるところ、
⑤街区は現在北河内府民センターや税務署、郵便局などがあるところです。
 
 
↑現状の土地利用計画・施設配置計画。確定したものではありません。
 
以前ブログに書きましたが、今のところ市は⑤街区に新市庁舎を設置する方向で検討しています。その理由としては、④街区案よりも、
・庁舎の1F当たりの面積が大きくなり(④街区案だと2500㎡、⑤街区案だと3500㎡)、国・府・市の関係部署を同じ場所に集約できる。
・公園や広場を利用した賑わいを今よりも生み出せ、「ゆとり」のあるまちづくりが可能となる。
・庁舎に寄ったついで、駅に向かう途中で、商業施設に足を運ばせることができる。
ということが主に挙げられます。
 
一方で、⑤街区案は、
・駅から市庁舎へのアクセスが遠くなり、利便性が低くなる。
・「回遊性の向上」とはいうものの、駅周辺を利用する人にとって不便になる(?)
・全体の事業費が④街区案よりも300億円ほど高くなるが(④街区案は1100億円、これに見合った経済的なリターンはあるか。
というような問題も孕んでいます。
 
 
【今後どのように進んでいくのか?】
↑今後のスケジュール表
 
9月半ばに全員協議会が開かれましたが、市は以前より民間のアドバイザーとの意見交換を通じて草案を固めてきました。
今後は、素案を12月の議会で提出して、市民説明会を開いたり、パブリックコメントを集めたりして再度練り直しを行い、2018年度末までに基本計画を策定する予定です。
 
 
 
 
 

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枚方市議会議員
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