先日参加した行政経営フォーラムの中でも特に尼崎市データヘルスのデータヘルス計画の内容は注目すべき点がありました。
当時のツイート
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木村亮太(きむらりょうた)@枚方市議会@kimura_ryota先程まで勉強会でした。色々ためになりました。尼崎市のデータヘルス計画は要チェックです。 https://t.co/eOQ7Wpnt9E
2018年05月12日 18:06
ということで、
見てみました。
●まず概要版から。
心筋梗塞、脳梗塞死亡率が5年間で下がり、全国平均よりも下回っているという話。
また、医療費の伸び率も平成20年からの5年間で11.2%の伸びで、全国(13.1%)と比較しても伸び率が少ない。
高度医療が必要になった方の8割が健診未受診です。
逆に検診を受けていれば早期発見早期治療・予防ができるということでしょうか。
健診の結果がよろしくなかった人たちへのアプローチで、改善したという話。
例えば血圧180以上の人が179人いましたが、5年後には9人だけに。179人中、正常値以下になった人も80人
●次に詳細版からいくつか抜粋
このグラフは年齢を追うごとに、リスク要因を持っている割合が増えるというものです。
■用語
・肥満・血圧
そのままなので説明は省きます。
・HbA1c
糖化ヘモグロビンでざっくりいうと高いと糖尿病にかかるリスクが高いということです。
・LDL-C
悪玉コレステロールでこの数値が高いほどいわゆる血液ドロドロ状態でざっくりいうと動脈硬化などを起こすリスク高いということです。
こちらは男性。
こちらは女性。
先ほどのリスク要因(肥満・高血圧・HbA1c・LDL-C)がいくつもっているかについて、年代ごとの推移です。
男女ともに年代が高くなるほどリスク要因を複数所持していることがわかります。
このようにリスク要因をどれだけ持っているかを重ね合わせて分析しております。
こちらは特定健診を連続で受診している人とそうじゃない人の医療費の差。当然のことかもしれませんが、健診を受けている人の方が医療費が少ない=病院に通っていない=健康な人が多いです。
健康への意識の差が出ているのだと思います。また健診を受け、数値が悪ければ改善に向けての指導などもありますので結果的に健康に向かうことが考えられます。
↑このブログの最初の方で「血圧180以上の人が179人いましたが、5年後には9人だけに。179人中、正常値以下になった人も80人」の詳細はこのように追っております。
上は男性。下は女性。
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いずれにしても5年間の経過をレセプトなどから追って検証しているところや、実際にリスクの高い方々へのアプローチを積極的に実施し、最終的に死亡率の減少、医療費の伸びの抑制につながっているところはすごいことだと思います。
また、このように人によって医療費がどれだけ違うのか、についても見える化されていることはよいことです。
隣の芝生は青く見えるものかもしれませんが、
枚方市の計画と見比べながら取り入れられるところは取り入れられるように掘り下げていきたいと思います。
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枚方市議会議員
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