決算の質疑です!
2025年には団塊の世代が後期高齢者入りします。
医療介護にかかるお金も増えることが想定されます。
年をとっても健康でいるためには、
介護予防が重要です。
これだけ使うと見込まれていた介護予防の予算よりも
実際に使ったが額が少なかったので理由を伺いました。
効率的に使えたのであればいいのですが、
介護予防のボランティアに携わる人が少ないため予算の執行額が少なくなっていました。多くの人が介護予防に関わることが大事と考えているため、この部分については、多くの方が参加してもらえるような仕組みづくりをしていくことが大事です。
それに合わせて、
生き生き健康スポーツレクリエーションリーダー養成事業
という介護予防活動を推進するリーダーを養成する事業があるのですが、リーダーの数が増えないので、呼びかけの対象を現在の老人クラブ以外にも対象を広げるべきであると提案をしております。
【質問】
決算概要説明書の242ページでは、介護予防事業費の決算額が59,812,125円(約5980万円)であり、これは予算額に対し70%程度の執行率ということになります。
介護予防事業費は介護給付費の2%という上限が設けられており、以前はその上限額をそのまま予算額としていたため、執行率は非常に低かったのですが、ここ数年来は実績に応じた予算額となっていたはずです。
なぜ、このような低めの執行率となったのか、その理由を伺います。
【答弁】
平成28年度の決算におきまして、介護予防事業費の執行率が70%程度にとどまった主たる要因としては、まず、今後の介護予防事業を推進するためのツールとして作成した「ひらかた元気くらわんか体操」の普及啓発にかかるDVDやパンフレットの作成費が見込みよりも低額で抑えられたこと、また、介護予防ボランティアポイント事業でポイントの還元を行う報償金が見込みよりも低額であったことなどがあげられます。
【質問】
介護予防ボランティアポイント事業では、活動報償金が見込みよりも少なかったということですが、予算との乖離がどれだけあったのでしょうか。
【答弁】
予算では、300人が活動されるとして、活動年間のポイント付与の上限である1万円を乗じた300万円を計上していましたが、実際に活動された方は160人で、
支出した報償金は751,300円でした。
【質問】
実際に活動された方の人数が見込みの半数程度ということですが、高齢者に地域で生き生きと活動していただき、社会貢献を通じて多くの方と交流をもっていただくための事業でもあることから、より多くの方に参加していただくための対策が必要ではないでしょうか。このことに対するお考えを伺います。
【答弁】
高齢者の社会参加を促進するため、より多くの高齢者に活動していただけるよう工夫が必要であると考えています。
現在、参加者の方々には、主として介護保険施設でのボランティア活動に従事していただいていますが、今後は高齢者の居場所等、活動分野を広げ、また、マッチングの仕組みを見直すなど、事業の拡大に努めてまいります。
【質問】
高齢者が要介護認定に至らないための介護予防事業費なのですから、予算はしっかりと実のある使い方をして、効果的な介護予防施策を実施し、介護給付費が増えないようにしていただきたいと思います。
今後の介護予防事業のあり方、また予算の立て方について、どのようにお考えなのかを伺います。
【答弁】
本市では、今年度から「介護予防・日常生活支援総合事業」がスタートし、要支援認定を受けた方の訪問・通所に係る生活支援サービスと、全ての高齢者を対象とする一般介護予防事業を一体的に実施することになりました。
国から示された予算の上限も、これまでとは違って厳しいもので、厳格な管理を必要とする額となります。
このような中で、本市では、要支援の認定を受けた方が要介護に進むことを遅らせ、元気を取り戻していただくため、リハビリテーション専門職を活用した市独自のサービスを始めました。また、高齢者の身近な地域で介護予防活動を積極的に推進するなど、限られた予算の中で、効果的な事業展開を図ってまいります。
【質問】
続いて、決算概要説明書の242ページ、地域介護予防活動支援事業経費についてお尋ねします。
事務事業実績測定調書によれは、この中に「生き生き健康スポーツレクリエーションリーダー養成事業」の経費が計上されています。枚方市老人クラブ連合会と共催で、老人クラブの中に介護予防・健康づくりのリーダーを養成し、その活動を支援する事業であり、老人クラブ会員数の1%のリーダー養成を事業目標としていますが、目標に対する実績はどうなっていますか。
【答弁】
平成28年度の実績は、目標137人に対し82人となっています。
(目標137人に対して今年は82人)
【質問】
老人クラブの活動の中で介護予防を実施していただくという事業の趣旨はわかりますが、最近は、老人クラブに加入される方も減ってきているとも聞いています。そして、事業の目標数も達成が難しいようですので、これからは老人クラブに限らず、他のリーダー養成事業との一本化を図るなど、効果的・効率的な事業展開を考えるべきだと思いますが、見解を伺います。
【答弁】
委員ご指摘のとおり、地域で高齢者の介護予防活動を牽引されるリーダーの養成、また、その活動の支援を効果的に行うことは重要な課題であると考えています。
本市では、身近な地域での介護予防を活性化していくためのツールである「ひらかた元気くらわんか体操」の普及に努めており、平成28年度から普及リーダーの養成を行っています。
今後はこの事業を中心に、リーダー養成の一本化を図っていきたいと考えており、今年度は移行段階として、老人クラブとくらわんか体操のリーダー養成講座を合同で実施したところです。
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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
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未来に責任
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