一般質問の内容です。
 
 

 

「地方には貯金がいっぱいあるなら

国からのお小遣い少なくしようかな」

 

という動きがありますので、

市としては今後対応しなければならないのでは?

 

という話と、

 

熊谷市長のこの発言から出ていたと思われる、

税金の見える化の導入についても提案いたしました。

 

理想論かもしれませんが、

もっと税金の使い道がわかりやすくなれば、

いろんな議論が深まってくるのではないかと思います。

 

 

 

 
 
 
このあたりのニュースの内容なのですが、
自治体の基金(貯金)がかなり多くなっているので、
それなら地方交付税(国から地方への配分するお金)減らしていこか、という議論をしているところです。
 
国として財政状況が厳しいのもわかりますが、
 
一方で地方としても、余裕があってためているのではない。
 
必死で節約する中で貯めているものであり、余裕があるわけでない。また、政権交代によって、国の地方に対する考え方が変わって一気に交付税が減ることもあるし、災害への備えが必要。というのが地方のスタンスです。
 
国と地方でお金の取り合いをしても生産的・建設的ではないのは承知はしていますし、立場によって意見が変わってくる問題であり、地方議員のポジショントークかもしれません。

どっちもお金ないですからね。。
 
地方議員としては防衛策?を提案しております。
 
 
●成長戦略
●増税(税率アップ)
●歳出カット(行財政改革)
のどれをやるか、どれを重点的にやるかを考えながら、
持続可能な財政構造を考えていかなければなりません。
 
今回の選挙もそういう意味では
考えるいいきっかけになってもいいのですが、
政党ができたとか、どの人がどっちの政党にいったかとかの話題で持ちきりですね・・・。
 
 
 
【質問】
財政運営と財政状況の見える化について、お伺いします。
最近の報道 の中で、現在、国では財政制度等審議会や経済財政諮問会議で、地方全体の基金総額が21.1兆円と、10年前と比較し約8兆円増えたことを財政的な「余裕の表れ」と問題視し、これにより地方交付税の削減に繋げていくような議論が進められているようです。この話は財政運営をしていく上で非常に影響が大きい内容だと思いますが、本市としては何か対応はされているのでしょうか、お伺いします。
 
【答弁】
財政運営と財政状況の見える化について、お答えします。
基金は、各地方公共団体が歳出の削減などに努めながら様々な行政課題に対応していくため積立てしているもので、国が問題視しているように余裕の表れではないと考えております。このため、現在、中核市市長会などを通じ、基金残高の増加が地方交付税の削減に繋がることがないよう、国に対し要望を行っているところでございます。
 
【質問】
次に、財政運営と財政状況の見える化について、2回目の質問をいたします。
本市も国に対し、地方交付税の削減に繋がることがないよう要望しているとのことです。新聞報道では、総務省が全自治体に対する調査を始めることが掲載されていましたけれども、現時点で国からの具体的な動きとして照会などは行われているのでしょうか、また照会の内容についても併せてお伺いします。
 
【答弁】
基金残高に関する現時点の動きといたしましては、6月6日付けで大阪府を通じ、総務省からの基金の状況に係る照会がございました。その主な内容としましては、財政調整基金や減債基金、特定目的基金に係る、平成28年度末と平成18年度末の残高比較や積立て理由、増減見込みなどとなっており、本市としましても、これまでの積立て状況や将来の活用予定などを踏まえ回答しております。
 
【質問】
まずは国としても基金残高についての状況把握が目的だと思いますので、今回の基金に係る照会が今後どのように活用されるかは現時点でよくわかりません。国も自治体も財政状況が厳しい中、どの部分の支出をどう抑制するかを考えていることも重々わかります。国の立場もわかりますが、市としても、今後、例えば財調がたくさん自治体については交付税を少なくします、ということが起こると、非常に困ることだと思います。国としては財政調整基金があると余裕の表れととらえるようですので、今後は財政調整基金への積立てだけでなく、直面する課題等に対応するために、目的基金に積立てしていくべきだと考えますが見解をお伺いします。
 
【答弁】
既に長期財政の見通しの中でお示ししておりますように、基金の積立て方針につきましては、財政調整基金は実質赤字比率の早期健全化基準を踏まえ、本市の標準財政規模の概ね10パーセントである70億円程度の基金残高を目安としてまいります。加えて、新たな行政需要への対応として、懸案事業の枚方市駅周辺再整備の実現に向け新庁舎及び総合文化施設整備事業基金や、今後増大が見込まれる公共施設の老朽化への対応として施設保全整備基金の積み増しが必要と考えておりますので、財政調整基金からこれらの特定目的基金への積み替えを適宜検討してまいりたいと考えております。
 
【質問】
財政調整基金への積み立ての仕組みをはじめ、市の財政の仕組みというものは一般の市民にとってはわかりにくいものとなっています。財政状況が厳しいということはそれなりに伝わって入ると思うのですが、それでも、市民の方が「お金いっぱいあるんやからもっとこういうこともしれくれたらいいのに」という話を聞くこともあります。
特に、税や市に払うべき料金などの負担と、行政サービスの受益の関係が分かりにくいと考えますが、現在どのような方法で市民への周知を行っているのでしょうか、お伺いします。
 
【答弁】
本市の財政状況を市民の皆様により分かりやすくお伝えするための取り組みといたしまして、現在、広報ひらかたや本市ホームページでの決算報告に併せ、本市の決算状況を年収400万円家庭の家計に例え、歳入・歳出決算や市債残高、基金残高の状況を表した「ひらかた家の家計簿」を作成しております。
 
【質問】
財政状況を市民に分かりやすく伝える取り組みを一定行っていることは理解しましたが、私は税などの使い道をより分かりやすくする必要があると考えています。千葉市では、「市税の使い道ポータルサイト」というコンテンツをホームページ上で公開しています。ポータルサイトでは、家族構成や収入状況など世帯別のモデルケースを選択し、世帯ごとの行政サービスをいくら受けているかなどの受益額と、税などの負担額を対させて見ることができ、市民にその使い道がより分かりやすくなっています。本市でもホームページ上でこのような取り組みを是非検討していただきたいと思いますが、見解をお伺いします。
 
【答弁】
市の財政状況について市民の皆様に分かりやすく伝えることは重要であると認識しており、千葉市の取り組みなどを参考にしながら今後もその充実に努めてまいります。
 
【意見要望】
まず財政運営についてですが、現在、本市では、枚方市駅周辺再整備に向けた検討が進められ、このほか、学校施設をはじめとした公共施設の老朽化への対応、さらには社会保障関連経費の増加など多額の財源を必要とする課題が山積しており、決して財政的に余裕がある状況ではないと思います。国が歳出抑制したくなるのも重々承知しますが、今回の動きは、行革に取り組んできた地方自治体からするとなかなか納得しがたいことだと思います。立場が違うので見えているものも違うと思いますが、本市もこうした国の動きを見据え、基金の積立てにあたっては今後も市としての基本的な考え方をしっかりと持っていただき、財政運営を進めていただくようお願いしておきます。
また財政状況の見える化ですが、今後、枚方市でも、千葉市と同じような手法を取り入れて、市民に「市税の使い道」がより分かりやすくなるようなコンテンツの作成を実現していただければ、市民の方々の理解も深まりますし、考えるきっかけにもなると考えていますので、要望とさせていただきます。
 
 
 

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枚方市議会議員
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