ここに水路があったんですね。

 

川原町の喫茶アルバトロスと満月が解体されて

ちょっとした空間ができていました。

 

 

市民相談を受けたのと、

気になるニュースがありました。

 

 

村議のなり手が不足しており、

議会を廃止して、町村総会というものを

設置するか検討するという話です。

 

と思ったら、そもそも、「ニュアンスが違う」とのことでした。

マスコミの「議会廃止へ」報道に頭抱える 事務局「ニュアンスが違う」

https://www.j-cast.com/2017/05/02297125.html?p=all

 

 

↓以下は第一報を聞いてのブログだという前提でご覧ください。

 

人口400人、有権者350人、村議6人ということで、

人口規模でいうと枚方市とは桁が2つくらい違います。

定数は約4.5倍です。

 

枚方市は人口40万人、有権者34万人、市議32人です。

(正確に調べていませんので大体ということで)

 

古代ギリシャでは直接民主制でやっていて、

そこに住む人たちが同じ場所に集まって、

全員で会議をして決めていました。

 

それが人数的、時間的、物理的に、

毎回、全員が同じ時間、同じ場所で集まるのが難しくなったので、代理人を立てて、代わりに議論をしてもらうという方式に変わっていき間接民主制になりました。

 

国会議員(衆議院議員)のことを●●代議士とか呼ぶのは、

おそらく、

 

代わりに

議論をする

士(ひと)

というのが由来かと思います。

 

話がそれましたが、

直接できないから間接的に代理人を立てていたので、

直接できるなら直接でもいいと思います。

 

といっても、400人全員で物事を決めて行くのは大変そうですね。

ITを駆使したらできる??

 

 

確かに、議員のなり手問題もどんどん広がっています。

大川村議会議員の場合、月額15.5万円の報酬で、

専業の議員として、十分な活動をして、

というのは厳しいと思います。(決算カードより)

 

兼職をしないとやっていけなくなりますので、

そうなってくると、ほかの仕事をする分、

議員活動に割く時間も少なくなり・・と。


 

待遇が悪いと、優秀な人材が議員にならず、

政策提言が行政のチェックという役割を果たすことできず、

地域の要望を行政に伝えるだけに

終始してしまう可能性もあります。

 

(議員は経験のあるプロがなり、そして、

時間をかけずに成果を出すべきだという意見もあります)

 

地域の声を届けるのも役割の一つではありますし、

報酬から考えると求められる役割は

そういうものとも思えてしまいます。

 

ただ、本来的に議会で果たすべき役割はそこなのかなと。

これはケースバイケース、地域ごとで変わってくるのでしょうか。

 

議会に何を求めるか、

それによって、人数や待遇を考えていくべきだと思います。

 

その時、議員の果たすべき役割というのは

「地元の要望を届けるだけ」「自治会長の延長線上」というのは、

私の中ではちょっと違うのかなと。

 

といいながら、市民相談を受けた話もします。

ほかの議員と比べると圧倒的に相談を受けることは少ないと思いますが、たまにご連絡をいただきます。

 

ちなみに、ご相談いただいた内容としては、

浸水対策の件でした。

 

「自治会長がなかなか動いてくれないので議員に相談した」

という話です。

 

担当に確認してみると、

前から水面下で検討をしている案件でした。

 

その旨を伝えると、

「もともと動いてくれていると聞いて安心しました。」

とのことです。

 

このときに思ったのは、

市民の要望を見える化してほしいということです。

 

これは浸水対策に限らず、道路の補修なども市民からどういう相談を受けていて、いつまでにどのように対応する予定かってのについて、全部見える化を。浸水対策については、一部見える化が始まっていますが、私としてはまだまだ伸びしろがあると思っています。

 

浸水対策の「見える化」

 

3年ほど前にこういうのも提案しています。

ガバメント2.0について(概念とFIXMYSTREET)

 

 

 

以下にニュースを貼り付けておきます。

人口400人 議会維持難しく、迫られた「直接民主主義」
 
大川村の位置
 離島を除けば全国で最も人口が少ない高知県大川村(約400人)が、地方自治法に基づき村議会を廃止し、約350人の有権者が直接、予算などの議案を審議する「町村総会」を設置する検討を始めた。四国山地にある村を訪ねると、過疎化と高齢化で議員の担い手が足りなくなる現実が浮かんだ。人口減少の最先端で迫られた「直接民主主義」の動きを追った。【和田浩幸】


有権者が「直接民主主義」を担うことは可能なのか
 議会に代わり、有権者が「直接民主主義」を担うことは可能なのか--。そんな議論が浮上した高知県大川村は高知市から車で約2時間。標高1000メートル以上の山々の斜面に16の集落が点在している。1971年に「四国の水がめ」と言われる早明浦(さめうら)ダムの建設に伴い、中心集落が水没。翌年には160年あまりの歴史がある主要産業の白滝鉱山が閉山したため、人口が急減した。

 村は2003年、合併特例法に基づく周辺2町との法定合併協議会設置の是非を問う住民投票を実施し、賛成が多数を占めた。しかし同時に住民投票を実施した土佐町で反対が上回り、合併構想は頓挫した。

 現在の6人の村議の平均年齢は70.8歳。半数の3人は75歳以上の後期高齢者だ。毎日新聞が6人全員に2年後の選挙への対応を聞いたところ、複数の村議が体力の問題などから今期限りで引退したい意向を示した。村議らは人脈をたどって若手の起用を模索しているが、「今のところ新人が出る気配がない」(村議の一人)という。

 有権者は約350人。選挙に立候補できない公務員らを除く25歳以上65歳未満は100人程度で、議員の担い手は限られる。村づくりに積極的な若者も多いものの、人口減のため青年団や消防団、祭りの実行委員などの掛け持ちが増えたことに加え、月額報酬約15万円で引退後の保障もない議員活動に手を挙げる人はほとんどいない。

 村の青年団長で社会福祉協議会職員の筒井渉さん(25)は「村をなんとか盛り上げたいが、仕事や生活を考えると議員は難しい」と町村総会の設置に理解を示す。

 実は村議会では13年と14年にも町村総会への移行が検討された。しかし村議からは「入院や介護施設に入所する高齢者が多く、総会に出席するための交通手段の確保が難しい」「有権者が一堂に会すること自体できない」などの疑問が出て立ち消えとなった。

 通算8期の村議時代に全国町村議会議長会会長を務め、元村長でもある合田司郎さん(85)は「国は地方創生を掲げるが、大川村は全国の地方の縮図だ。若者が離れ、政治への無関心が広がる悪循環は何も変わっていない」と町村総会への移行に疑問を示す。

 村関係者によると、村外で入院や入所している高齢者は50人前後に上るとみられる。村内を東西に貫く県道を走る路線バスは1日3往復しかなく、県道沿いの停留所まで徒歩で30分以上かかる世帯もある。70代の農業男性は「車を運転できるうちはいいが、できなくなったらどうにもならん」と語り、自らも村政を担う事態を不安視する。

 村議会を通じた代議制から直接民主制への移行に向け、村民レベルの議論はこれからだ。13年、町村総会を検討する必要性を村で最初に提案した朝倉慧(あきら)議長は「村民が村の危機を共有できるよう、周知することが課題だ」と指摘。議会の見解を取りまとめるよう、近く議会運営委員会に諮問する考えだ。

 

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枚方市議会議員 木村亮太(きむらりょうた)

公式サイト http://kimura-ryota.net/

 

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twitter →@kimura_ryota

 

未来に責任

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