大変遅くなり、
また順番が前後しましたが、代表質問の内容もまとめていきます。



市政運営方針は枚方市のHPをご覧下さい。


今回の市政運営方針原稿のPDFへの直接のリンクはコチラです。

代表質問の質問項目は大変多いですので、
抜粋させていただいております。


代表質問を実際に行ったのは
同じ会派の清水議員です。


教師と生徒が向き合う時間を多く作って欲しい、
そして、そのために、
教師の多忙化にたいして、
まず現状認識のための調査を行ってはどうか。
という提案です。

また、いじめなどに対しては
学校と教育委員会だけではなく、
第三者委員会などを作って対応してはどうか
という内容です。


福井市の視察の内容も踏まえての質問です。

この議会のあとに
体罰事案が明らかになり、
市民からしたら、学校や教育委員会が
隠蔽していたとも思われるような対応があったのは
なんともいえません。


あらためて、
第三者委員会の必要性を感じました。




【質問】


子どもの健やかな成長と学びを支えるためには、
教員が一人ひとりの子どもの性格や家庭環境などを把握して、
じっくり子どもと向き合っていく時間と情熱が必要だと考えます。

しかし、学校で働く教員が忙しいと耳にしますし、
文部科学省の調査でも明らかになっています。

このような状況下、福井県では、
教育委員会から出される通知・通達や調査などを洗い出し、
これらを大幅に減らすなどの対策を取っています。


生徒指導体制の総合的な再編と
問題行動への対応力強化のためには、
枚方市独自で学校に人員を配置する前に、
教員の忙しい状況を改善する対策が必要ではないでしょうか。

枚方市の小中学校ではどのような対策を取っているかお聞きします。

【答弁】

本市教育委員会におきましても、
調査を減らしたり簡易にするなどの取り組みを進めるとともに、
教員が作成した教材や校内文書を蓄積して相互利用できるよう、
府内では比較的早く昨年8月に教員1人に1台のコンピュータを配置し、
事務の効率化を図っています。

これからも教員が子どもと向き合う時間を増やせるように、
教育環境の整備に取り組んでまいります。


【質問】
教員の多忙化に向けた取組について、お聞きしましたが、
来年度、生徒指導体制を総合的に再編し、
いじめや非行などの問題行動にも迅速に対応できるよう
人的配置と生徒指導主事の対応力の強化に取り組む
とお聞きしておりますが、具体的な内容についてお尋ねします


また、いじめ・非行といった問題行動の対応については、
学校と教育委員会のみで対応するのではなく、
第三者委員会による検証も必要ではないかと考えますが、
お考えをお尋ねします。




【答弁】
来年度から実施する枚方市生徒指導体制充実事業では、
市立中学校に人的配置を行うことにより、
生徒指導主事が中心となり、子どもたちの声もしっかり受けとめ、
いじめなどの問題行動の未然防止・早期対応等に努めてまいります。


また、教育委員会では市長部局とも連携した
「枚方市いじめ問題連絡会」の設置や
電話相談窓口「子どもの笑顔守るコール」の整備を行うなど、
いじめなどの問題行動へ対応してまいりました。

さらに、各学校ではPTAや地域と連携するとともに、
大学教授の方などの学校評議員にも意見を求めるなどの対応をしているところです。

今後も、学校評議員の意見や教育委員会が
委託しております弁護士等の助言を受け、
問題行動の対応に努めてまいります。


【意見要望】
生徒指導体制の総合的な再編と
問題行動への対応力強化について、要望します。


コンピュータ化を進めるなどハード面については、
一定取り組んでいるのはわかりますが、

人的配置する前に、教員がなぜ多忙化にあるのか実態調査を行い
科学的な分析をした上で、原因解消に取り組んでいただきたいと思います。


一方、いじめ等に対応するための人的配置については、
今後、子どもたち自らが、
問題や課題を解決できる力を身につける取り組みが必要であると考えます。

ぜひ、そういった視点を持って
生徒指導体制を充実していただくことを要望いたします。


===
この議会の終了後に以前から発生していた体罰の話が出てきました。
以前からというのは、報告が遅かったという意味です。




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枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
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