レンジで「チン」の「チン」

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レンジで食べ物を温める表現で一番ポピュラーな言葉は「レンジでチンする」であろう。

略してレンチンとも言うし、レンジという言葉を抜かして「これチンしといて」というだけでも意味は伝わるので、もはや「チン」という単語に「レンジで食べ物を温める」という意味が詰まっている気がする。

しかし最近のレンジは、いうまでもなく「チン」とはいわない。ピーッピーッという、電子音がほとんどではなかろうか。

おそらく昔は「チン」となるものが普通だったのかもしれないが、少なくとも私は「チン」となるレンジには出会ったことがないし、私より若い10代〜20代の人は、よりその傾向が強いかと思う。

別に「チン」でも伝わるのだから全く問題はないのだが、ふと「チン」という言葉を考えた時に、なんというか語感的な問題だが、なんだか恥ずかしいような間抜けたような響きを感じてしまうのだ。


「チン」である。


ふたつ並べるとなんだか照れくさい響きになる「チン」である。ひらがなで書くと「ちん」であり、これはこれでまた、少し恥ずかしいというか、くすぐったい印象をうけてしまう。

そういうことを考えていると「レンジでチンをする」というのが、なんだか少し恥ずかしい言葉を言っているような気持ちになってきた。そもそも「チン」とならないレンジに向かって「チン」というのもおかしな話ではないか。

なので、私は「レンジでチンする」という言葉を言わないことに決めた。なぜなら、レンジは「チン」とならないからである。


そう決意してすぐの話だが、職場においてあるレンジを使うことになった。レンジは2台あり、いつもは見た目が綺麗で新しい方を使っているが、その日は先着がいたため、隣の古いタイプで温めることにした。

弁当を入れて、1分温めをセットした。そして1分経って温め終わった瞬間、私は耳を疑った。



「チン!」



チンである。こんなにも近くに、チンとなるレンジがあったのだ。普段使わないから全く気付かなかったが、明らかにチンとなっていた。

いや、むしろチンというより




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そう、チンが張り切りすぎて、ティン!になっていたのだ。チンでは物足りず、ティン!となっているのだ。

これには私も参った。私は「レンジはチンとならないから『チンする』とは言わない」と心に決めた。

しかし「ティン!」となるレンジに出会ってしまったのだ。レンチンとは言えないが、レンティンとは言えてしまうのだ。

というわけで、今後私のレシピに「レンジで1分ティンをして〜〜」という表現が出てきても別に間違いではなく、そういうものなんだなと生暖かい目で見守っていただければ幸いである。

今日の夕食は、昨日作ったカレーをレンティンして食べようと思う。


(完)


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