ごきげんさまです。

”晴れの日”以外も着物でご機嫌に♪

大人女子のための着物ライフサポーター

 

音遊(おんゆう)kimono school神戸校

「きものclub夏彩(ナツイロ)」です。

 

「成人式に振袖はいらない」

と言い放ったのは、成人式数か月前の私。

 

「それより、一生使える真珠のネックレスをちょうだい。」

なんて言って、なんともかわいげのない娘でした。

 

先日、そんなエピソードをちらっとお話したら、

とても驚かれました。

着物を拒否した人間が今は着付け講師?!

 

人生どうなるかわからないですね。

 

 

 

高3の1年間、休学してスウェーデンに留学しました。

まだIKEAも北欧雑貨も日本になかった時代。

日本は中国の一部?忍者ってまだいるの?なんて真剣な顔で聞かれた位、

日本のことも知られていなかった頃です。

 

 

1993年のスウェーデンは、男女平等、環境対策、社会福祉がすでに進んでいた社会でした。

お金や物より、時間や住環境を優先にゆったりとした生活は目新しく、

実用的かどうかも重要視される社会はとても魅力的に見えました。

 

田舎だったんですけどね

 

 

18歳で大人となる国で、すっかり感化され帰国した私は、

「振袖は出番がないのに高くて無駄なもの」

「二十歳なんて、通過点」

と完全に斜に構えていました。

 

 

両親はそんな私にも理解を示し、

着物と同じくらい高価な

真珠のネックレスとピアスをプレゼントしてくれました。

一生モノでとてもうれしかったのですよ

 

 

それでも、写真くらいは・・・と母が言い、

レンタル着物で前撮り撮影。

 

 

母は、後日そのレンタル着物を買い取っていたので、本心はやはり振袖を買いたかったのでしょう。

 

今は振り袖着付の練習用に大活躍

 

 

成人式は、自分のための日ではないと理解できたのは、

すっと大人になってからでした。

周りの方々に大人になったことを祝福していただき、

自分からはありがとうと伝える日ですよね。

 

 

今、新成人の方が

「両親に感謝しています」

と笑顔でおっしゃると胸がチクッと痛みます。

 

 

新成人の皆様、

お祝いはしっかりしてもらいましょう。

そして、感謝を忘れずに。

 

 

 

その後、着物好きになっていったのは、

20年も後のこと。

 

母となってから

「やっぱり、着物が着られる方が

大人の女性として魅力的だよね…」

と思う機会がたびたびあったのです。

 

長くなるので、そこはまたの機会に。

 

 

「私、着物が似合わないから」

「いい思い出がない」

 

そんなあなたも、

今は着物が似合うステキなお年頃の女性になっていますよ!

私がそうだったから、自信を持ってオススメします。

年を重ねたからこそあふれる美しさがあるのです。

 

 

目尻のシワがあっても、今の自分が好き。

 

 

新成人の方とご家族の皆様。

神戸市が今年の5月3日に開催の予定だった成人式は、再延期になりました。

 

写真だけでも・・・

という方、ご自宅でお着付のお手伝いをいたします。

 

 

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