前回↓

仲直りすることもなく過ごした家で数日過ごした後。

実家へ帰る日。

 

今でも後悔する、自分の判断。

最大の後悔。

 

仲違いをした義実家への帰省。

そのまま仲直りすることもなく過ごした我が家での数日。

 

実家に帰る日はもともと決めていたので

当日の朝、準備をしていました。

 

 

日頃から朝起きることのないまーくん。

家に帰って来ての数日は反省も兼ねて起きて来ていました。

 

この日、

もし起きて来たら軽く話をしよう

起きて来なかったら

そのまま帰ってしまおうと決めていました。

 

 

この日は起きて来ず。

 

 

だからそのまま車に乗り込み

帰ろうとした瞬間

家の中のブラインドが動いたのです。

 

(起きて来たんだ)

 

そう気づきました。

でも、外に出てくるわけでもなく

窓を開けるでもなく…

 

 

頭を駆け巡った選択。

 

 

・このまま声をかけず帰ってしまうか

 

・いつものように私から仲直りのきっかけを作るか

 

 

 

私は声をかけず帰る選択をしました。

 

 

それは

まーくんに腹を立てていたのもそうだし

 

いつもと同じように

謝られもせず歩み寄って

なーなーで何とかなって

大した反省もせずに

この出来事がうやむやになるのが嫌だった。

 

 

今のこの瞬間の

彼の気持ちや私の気持ちより

未来の50年を考えての判断。

 

一緒に良い関係で生きていくために。

 

ここで新たに関係を構築しようと。

 

 

 

 

私たちに未来の50年なんてなかったのに…

 

 

 

この時、この瞬間が最後の時間だったのに

 

目を見て言葉を交わす

最後のチャンスだったのに

 

自分でそのチャンスをふいにした。

 

 

 

もしここで、

私が歩み寄っていたなら

 

 

死ぬ運命が変えることは出来なかったとしても

一人で死なせることはなかったかもしれない。

 

最後の時を一緒に過ごせたかもしれない。

大切な言葉を伝えられたかもしれない。

 

 

まだ温かい手を

握ることが出来たかもしれない。

 

 

 

自分を嫌った妻が

子供達を連れて実家へ帰っていく姿

 

まーくんは

どんな想いで見ていたのだろうか。

 

最後の瞬間に

彼が考えたことは何だったのだろうか。

 

 

 

あれが

あの瞬間が

まーくんを感じた最後。

 

10年一緒に過ごした

愛する人との別れは

声を聞くことも

顔を見ることもないお別れでした。

 

 

あの選択を

何よりも悔やんでいます。

 

あの時の情景が

今もなお鮮明に焼きついています。

 

 

たとえあの瞬間が最後の時だったとしても

声をかけるべきだった。

 

声を聞くべきだった。

 

もう二度と

聞くことのできなくなる声を…

 

 

続きます。

 

 

↓仲違い中の突然死。どうして今なんだろう。

『初めから読む』

 

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