古代ギリシャの哲学の時代

古代中国の儒教の時代

日本の仏教の黎明期には、最澄と空海がいて

鎌倉仏教に、法然、親鸞、日蓮などがいて

明治キリスト教には、新渡戸、内村などがいて

 

日本のマンガ時代にも手塚、石ノ森、永井。。 限りなくたくさんの人がいて

 

複数の似たような能力の人たちが出現して、時代が、ある方向に動いていく。

そのエネルギーについては、宇宙136億年の説明をもってしても、人類700万年の説明を持ってしても、説明しない。

 

日本人は無宗教だと言われてもいるが、あの1970年代の爆発するように生まれたたくさんのマンガとは、なんだったのか?

サイボーグや超能力や大宇宙の冒険やウルトラマンの登場や、ロボットの登場を経験してきた。

実にどんな出来事が起きても、対応可能のようだ。UFOや宇宙人が出てきても、ビックリしないのは、たぶん、日本人だ。

 

日本人が無宗教だと言われるが、既存宗教を越えた、どんでもないほど、バラエティ豊かな、世界を知ってしまったからではないか。

われわれは、戦艦ヤマトにのって、宇宙の果てまで行ってきた。鉄腕アトムやマジンガーZ、ガンダムや仮面ライダーたちと、既にロボット社会を経験し、地球の未来を見てしまった。そこには、たくさんの宇宙人たちも登場した、地球の未来を見てきたのだ。

現在、葬式やお墓をいらない人も増えたというが、それは、既存宗教の生死感をのりこえる、人間の在り方を既に経験してしまったからなのかもしれない。

単に、この地上に生きただけではなく、たくさんの冒険、未来、不思議な世界を知ることになったのだ。もしかすると、それは、現在の若者が触れることのできない、とんでもない時空を超えた物語に遭遇していたのかもしれない。

 

あと100年もすれば、1970年代の日本は、とんでもない分岐点であったことを知る時がくるかもしれない。

 

日本のマンガ家の時代

壮大な宇宙感、人生観、人間観、超能力観など、いろいろなことが、日本人の前に繰り広げられた時代であった。そして、その一つ一つ、どれをとっても、傑作ばかりなのだ。