黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム


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学生に Chemical Abstracts Vol.1 1907 を見せて、説明をしたが、あまり、ぴんとこなかった感じだったので、どのように伝えればよかったのか、反省している。

何を伝えたかったというと、昔は、どのように本や雑誌や抄録をつくっていたのかを、伝えるのは不可能かもしれない。グーテンベルグ(1398年頃―1468年)の登場によって、出版革命が起きた。それまで、本は、手書きによって、作成されていた。それが、活字というものの登場によって、本をつくることができた。

活字で一度に作成できるページ数は、8ページ、16ページ、32ページの片面 2つ作成する

それで裏表印刷すると、次の8,16,32分の裏表の活字を作成して、次にいく。

 

1000部作成したいときは、それを1000部づつ作成して、それを組み合わせると、本ができる。

とんでもなくたいへんだったのだけど、そんなこと、今の学生に伝えようとするのが、無理なのかもしれない。

ちなみに、1907年と言えば、明治40年だ。

 

大量の本を作成するというのが、どんなにたいへんだったのか、説明不可能なのかもしれない。

 

古代人が、古墳を作成したり、ピラミッドを作成したりしたが、わずか道具と人力でつくり上げたと言われている。そのとんでもない作業のように、かぎりなくたくさんの活字を寄せ集めて、本を作成したことと似ているかもしれない。現代人に、古墳やピラミッドをどのようにつくったのかも、想像できないように。

古代人のほうが、すごいのかもしれない。

人間は退化しているということも、嘘ではないのかもしれない。

 

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