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炒飯を食べに行った日(⇒★ )、どこかでお茶をしようとぶらり。建物萌えというほどではないけれど、昔のマンションや団地の造りが結構好きだ。
大森にも、それも駅近にこんなところがあるんだー、と見上げる。
下は飲食店や店舗が入るマンションだ。
その名も山王アーバンライフ。都会暮らしか!(笑)
アーバンと聞くと、わたしは田中康夫の『たまらなく、アーベイン』を思い出す。
田中康夫の署は『なんとなく、クリスタル』が有名だけれど彼の作品に出てくる、都会的でリッチな雰囲気にわたしの年代の人は憧れたりもした経験があるのではないかと…。
わたしも彼を芝浦のGOLDで見かけるまでは少々憧れたし、
彼が書いたこの『たまらなく、アーベイン』に紹介されていたアルバムは好きなものが多かった。
ご本人をお見かけしたところ、憧れは吹っ飛んでしまったけれど(笑)
やはり紹介する音楽やレストランはなかなかいいものだった。
なんてことをぶんやりと考えながらこの都会生活なマンションを眺めていると…
中に喫茶店があることに気づいた。
他の店舗とは違いマンションのエントランスから入るようだ。
これは入らねば!
レッドカーペット的な(?)この雰囲気もいいなぁ。
このマンションにはフロントがある!
郵便物はこのフロントで受け取るのか!?
なんかちょっと室内も見てみたいなぁ。
うーん、気になるなぁ。
で、肝心のお店はこのフロントの右手にあった。
ん?ちょっと待って雀荘が「花」で喫茶店は「ローズ」なの?
ん?ん?
なんだかとってもゴージャスな雰囲気。
マンションの中にこんなゴージャスな喫茶店&雀荘があるって…
で、入ってすぐのコーナーが喫茶なんだけど、
この日はそこがいっぱいで、お客さんに紛れて座っていたマスターが「こちらへどうぞ」と雀荘の部分へ招き入れてくれた。
…と言ってもきっちり分かれているわけではなく、家具があってそれで仕切られているんだけど。
「コーヒー?」と聞かれたので、「ホットでお願いします」と答える。
店内は裕福そうなオジサマとオバサマが楽しそうにしていて、
どうやら最年少のようだ。
コーヒーはお茶菓子とともに出て来た。
全自動麻雀卓の上に布をかぶせられたテーブルでコーヒーをいただく。
なんだかとっても楽しい。
年齢層が高いゆえ、喫煙率も非常に高いので嫌煙家の方には不向きだけど、わたしは喫煙はしないけれど、嫌煙家ではないので大丈夫だ。
この日は食後の一杯だったので何も食べられないけれど、食事は出来るのかたずねると「カレーとトーストがありますよー」と。
次は喫茶のコーナーで食事しよう!と心に決めたのだった。
コーヒーはこの日(去年のこと)は¥400だった。(2018年~すべての飲み物が¥500になったようだ。店外のメニュー画像は2018年撮影)
でもふと思うわけ。
プラス¥300でカレーがついてきて、プラス¥100でトーストがつくのか!と。
それってすごく安い。
…というわけでまた訪問したわけである。
自分の家をこういうインテリアにする気はないのだけれど、喫茶店の雰囲気では好き。
あー、あとゴッドファーザーっぽさもあって好き。
で、トーストにしようかカレーにしようか一瞬悩んでカレー。
理由は寒い日だったから。
カレーはちょいとレトルトな雰囲気を醸しつつ、でも嫌いじゃないよー。
いいよー、これはこれで。
サラダとラッキョウがついてきた。
コーヒーが¥500なのでほんとお得。
そしてこの日も、裕福そうなオジサマとオバサマ方がいらっしゃり、10年後、20年後の自分も好きなことをして、好きなものを食べ、好きなように出掛けられる、そういう生活をおくれたらいいなぁ、なんて思うわけで。
それには健康であることと、そこそこお金がないといけないな、と。
どちらが欠けてもダメなんだな、と。食後にコーヒーをいただいていたら…
どうぞとお菓子が山盛り運ばれてきた。
なんじゃ?ここは!
置いてある雑誌をペラペラとめくっていたら、マスターが「Hanakoに出たんだよ」と見せてくれた。
超びっくり!!
さらにコーヒーを飲み終えるとほうじ茶が出て来たよー(驚)
ここはまた来よう。
明るい老後の予行練習にでも。
(但し、麻雀はドンジャラしかわからない)
次はトーストをいただきに伺います。
美味しかったです。
ごちそうさまでした☆喫茶・花(ローズ)(喫茶店
/ 大森駅、大森海岸駅)
昼総合点-
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