今まで「食欲」と思っていたものが食欲ではありませんでした。
今まで「満腹感」を渇望していましたが、それは満腹感ではありませんでした。
今まで食欲と思っていたものは、簡単に言えば、「糖質摂取欲求」でした。
お腹が空いているかどうかは全く関係ありません。
ですから、24時間あるわけです。
もうすぐ、寛解して丸5年になりますが、状況は1年1年変わってきています。
ここ1年くらいで、やっと、普通の人の食欲と満腹感が理解できるようになった気がします。
もちろん、まだまだ、「糖質摂取欲求」はあります。
ですから「スイーツタイム」を設けているわけですが、
糖質制限食を始める前に比べれば、「糖質摂取欲求」は明らかに弱くなってきています。
糖質制限食を始めた当初は、ほかの食べ物に対する欲求にすり替えていました。
お腹が空いていなくても、つい食べたくなる感覚はまだあります。
食べ出すと、「もっと食べたい」感覚もまだあります。
でも、無理せず我慢できるようになりました。
これをコントロールというのでしょうか。
あこがれのコントロール。
30年も「自己制御のできない駄目な奴」 のレッテルを、毎日毎日
自分で自分に貼り続けていた身としては、なんと楽しいことでしょう。
まだまだ自分を信用してはいないのと、エネルギー不足になってはいけないので、
上限&下限を決めるために、カロリー計算もしています。
今は1日1600キロカロリーです。
過食の後、絶食して、凸凹ならして1600ではなく、
毎日毎日1600キロカロリーです。
こんなことができるようになるなんて、ちゃんとした人になったみたいぢゃないですか。
この喜びは、へらへらするくらい、すんごいうれしいのであります。
なにせ、満腹感って何だろう、で、30年です。
満腹中枢とやらが死滅しているのだろう、と思っていました。
過食が止まるときは、腹が割けそうになる寸前の感覚でした。
幸い裂けたことはなかったですが、痛くなるか、動けなくなるか、どちらかでした。
非排出型なので、どれだけ身体に負担をかけていたか、怖いことです。
よく生き残りました。
そう考えると、今の体調不良なんて、へーみたいなもんですな。
後遺症も、更年期も、あのおとろしい日々の比ではありません。
体ぼろってますが、気持ちはしやわせです。
ネガティブがポジティブになってしまいました。
少しずつ体も良くなっていくと思っています。