先日、足を骨折し、ピンを入れる手術をした我が息子。
そして、その手術の数時間後・・・
「歩けなくて暇でしょう?私が暇つぶし相手になってあげるわ」
と、たった24時間予告で飛行機5時間飛ばしてボストンからやって来たお姉様。
★詳細は前記事にて
ご到着されたのは、ほぼ深夜。ウェルカムディナーは翌日に持ち越して、手巻きパーティーをする事に。私は、仕事の合間に日系スーパーまで車を走らせ、猛ダッシュで食材を調達。夫にも、「今日は手巻きするから」と伝えてあったのに、夕方、無邪気に夫が言った。
夫:「俺、6時からオンラインゲームするから」
は・・・?
夫:「毎週金曜日はゲームの日だって知ってるだろ?」
はぁぁぁ!?
夫:「うちのねぇちゃんは、俺がゲームしたって別に気にしないから」
そういう問題じゃなくてさ。自分の姉が息子のために来てくれたのよ?更には、実姉を嫁に任せて自分はゲーム?ゲームなんてキャンセルすればいいじゃない
夫:「このゲームは5人居なくちゃ出来ないんだ。俺がドタキャンしたら、みんな出来なくなるんだぞ!お前は、そういうみんなの事が考えられないのか!?」
ナニイッテンノ・・・
会った事もなけりゃ、本名さえ知らないような人たちの事より・・・
実姉の事考えろやっ
私:「そもそも、お姉さんが来る事になった時点で、ゲームなんて当たり前にキャンセルでしょ」
ハイ、論破!
と思いきや
夫:「お前の常識は世界の常識ではない。お前の意見は、ひとつの意見として聞いておく」
どっから言ってるよ?
前回の記事にも書いたのだが、姉は夫の実姉であり、息子の見舞いにやって来た。なのに、何故に私が走り回った挙句、怒られなくてはいけないのだ!?
私:「あ、そ。じゃぁ、ピザでも取れば?」
すると、夫は一気にトーンダウン。さすがにお姉さんが来てくれているのに、デリバリーピザはマズイと思ったのか、「ゲームは遅れて参加するから、手巻きパーティー頼むよ」と、夫なりの妥協策(それでもキャンセルしないのが気に入らないが)
出来た嫁は、何事も無かったように準備する。
義姉:「うわぁ~、すごーい」
夫:「さぁ、ねぇさん、食べて食べて!」
オマエが言うな・・
おもてなし文化がDNAにまで染み付いている日本人の私は、まるで鉄板焼き職人のようにクレームブリュレ用のトーチを使って、ホタテやサーモンを炙って見せる。何故だかテーブルに「ファイヤー」があると、否が応でもテンション上がるものなのだ
日本人にとって「おもてなし」とは、食は勿論、宴の中にサプライズやらエンタメやらを所々に散りばめて、最初から最後まで客人を飽きさせず、喜んでいただく事に神髄がある(だからって「炙り」まで必要か?)
私は、竜宮城で浦島太郎をもてなす乙姫の如く、全身全霊をかけてお姉様をもてなした。その甲斐あって「ワンダホー!ワンダホー!」と、大喜びのお姉様。写真を撮っては家族知人に送り、フェイスタイムを繋げては、食レポ実況生中継してご満悦
その横でイェーイと抜かしている夫の姿にイラっとしたが、お姉様のハイテンションぶりに、日本人としてやり抜いた感満載で気分がいい
そして、手巻きをご堪能いただいたその後は、ボストンに行った時にお姉様に渡そうと思っていたプレゼントを手渡した。
私:「お姉さん。息子の骨折でボストンには行けませんでしたが、色々セットアップしてくださっていたお礼です」
と、渡したのがコチラ。
ロンシャンのトートバッグ。
柔らかいナイロン素材で自立しないため、これに合うBag in Bagも購入し、入れておいた。
義姉:「WOW!!素敵!!最高!!ありがとう!!」
またもや感激してくれたお姉様。
夫:「いえいえ、どういたしまして。喜んでくれて嬉しいよ」
は!?
この前、これいいと思うんだけど・・と夫に相談した時、「そんな高いものじゃなくてもいいんじゃないの?」くらい言ってなかったっけ
まぁ、そんな事はどうでもいいが、夫の度重なる妨害行為に屈することなく、無事にお姉様をもてなせた事にこの上ない達成感。
我が家のメンズ・・・相変わらず疲れるわ
By NUTS
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