白イルカと巨人のエネマグラ -4ページ目

座ってる二宮金次郎

とりあえず、荷物おこうよ。



不器用な男ですから。


クラスで飼っていた動物

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小学生の時、クラスみんなで『吉岡君』を飼っていました。
吉岡君は、だいたい10歳から12歳くらいの男の子です。

吉岡君は、ほかの子には吠えたり噛んだりしますが、
ぼくにはすごくなついてて、ぼくが「るーるるるるる」と呼ぶと
しっぽに見立てた右手を振りながら駆け寄ってきてました。


そんなある日の自由時間、クラス一やんちゃ坊主の吉本くんが
「なあなあ、吉岡の頭の輪っかさ外してみようぜ?」って言い出したのです。

吉岡君の頭には、彼のチカラを制御するための輪っか「通称:悟空のアレ」がハメられていました。

きまこ「ダメだよ。吉田先生が、吉岡君の悟空のアレは、どんなことがあっても外しちゃダメって言ってただろ?」

吉本「きまこは、真面目だな。外したらどうなるか、見てみようぜ?」


それが、吉本君の最後の言葉でした。


輪っかを外された吉岡君は、それまでの可愛い吉岡君ではなく
自分でも自分を抑えられない暴走し吠える初号機のようになってしまったのです!!


みんな!!!逃げろぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ぼくは、そう叫び、近くにあった吉岡ボタンを押しました。


ファ~オン ファ~オン ファ~オン「吉岡警報発令。レベル7。児童は速やかに東側シェルターに避難してください。5分後にグランド西側にサツマイモ散布を行います。これは訓練ではありません。繰り返します。吉岡警報発令。レベル・・・・」


校舎に鳴り響く警報
児童たちの怯えた悲鳴


先生1「みんな!落ち着け!落ち着いて東側シェルターに逃げるんだ!吉岡の時間で習った事を思い出せ!さあ、避難開始だ!グランドに出たらジグザグに走るんだ!」

シェルター前

先生2「さあ、1年生から順番に中へ入るんだ!!」
先生3「吉岡、肉眼で確認!20秒後に校舎から出ます!」
校長 「教頭!サツマイモの散布はまだかね!」
教頭 「発射ドームの開閉に時間がかかって、後、1分、後1分です!」
先生3「吉岡!校舎から出ます!」
先生4「吉岡、時速2キロで、こちらへ接近中。20秒後にイエローゾーンに入ります。レッドゾーンには、1分後です!」
教頭 「ギリギリかぁ。」
先生3「吉岡!イエローゾーン到達!レッドゾーンまで、約40秒!」
先生2「児童の収容、完了しました!」
先生3「吉岡!レッドーゾーンに来ます!教頭!」
教頭 「発射台固定!サツマイモ散布準備出来ました。」
校長 「よし!今だ!」
教頭 「1000個散布開始!」

どさどさどさどさどさ。

校長 「……どーだっ…。」
先生3「吉岡、進路を変更。サツマイモに向かってます。成功です!」
教頭 「よしっ。」
先生4カチカチカチカチ←野鳥の会のカウンターの音「吉岡、サツマイモ500完食!」
教頭 「第2弾プラス1000個散布!」
先生4カチカチカチカチ「吉岡、サツマイモ1500完食!依然、もの凄い勢いで食べています。」
校長 「なぜだ!なぜ、眠らない!セカンド吉岡では1000個で眠ったはずだぞ!」
先生3「睡眠薬が効かないのか!」
教頭 「ま、まさか!スーパーラットのような進化を!!!!!!」
校長 「バ、バカな!わずか数ヶ月で、進化したというのか!」
先生4カチカチカチカチ「吉岡、サツマイモ全てを完食まで100!依然、眠りません!吉岡完食!こ、こちらに移動して来ます!!!!!!」
教頭 「校長!」

シェルター内
きまこ「なんだか先生たちの様子がおかしいな。」
吉 永「サツマイモ2000で、吉岡が眠らなかったらしいぜ。」
きまこ「マジかよ!やばいんじゃないか、それ。」
吉 永「ああ、たぶんな。」
きまこ「そーだ、あの歌…。幼稚園の吉巻先生が吉岡くんを寝付かすのに使ってたあの歌だよ。」
吉 永「えー。でも、6年も前の話だぜ。」
きまこ「でも、他に方法はないだろ。一か八か試すしか.......」
吉 永「……そうだな。」
きまこ「よし。みんなあ!聞いてくれ!」

シェルター前

先生3「校長、我々もシェルターに避難した方が…。」
校長 「…………。」
教頭 「実は、あのシェルターは予算の都合で吉岡には対応してないんだ…。」
先生3「そ、それじゃ子供たちが!!!!!」
校長 「ん?」
教頭 「なんだ?この歌声は?」

児童 ♪ワンリトル、ツーリトル。スリーリトルインディアン

先生2「こ、子供たちです。子供たちが歌ってます。」
先生4「校長!吉岡の動きが止まりました!うとうとしています!」
校長 「どーいうことだ?」
先生5「く、詳しくはわかりませんが、子供たちの歌声の周波数が吉岡の中枢神経を刺激してるのでは。生物学的に考えらればい事ではありません!」
教頭 「まさか、そんな。」
校長 「いや。そうかもしれん。子供たちの意思が、吉岡に伝わってるのかもしれない。よし!教頭!我々も歌おうじゃないか!」

♪フォーリトル、ファイブリトル。シックスリトルインディアン
♪セブンリトル、エイトリトル。ナインリトルインディアン

先生4「吉岡が眠りました。確認音を打ちます。3,2,1」
ピーーーーーーーーーーーーン
先生4「………。吉岡沈黙!!完全に眠ってます!」
教頭 へなへなへな
校長 「やった、やったぞ教頭!子供たちが、子供たちが、この学校を救ってくれたんだ!!!!!」

児童 うわ~~やった~~~!先生~~~~

吉 永「やったな、きまこ!」
きまこ「えへへへへ。」







クジラが座礁する理由




白イルカと巨人のエネマグラ


たまにさ、
クジラとかイルカって集団で座礁すんじゃん。

あれって


擦り付けオ☆ナ☆ニーのやりすぎだと思う。



我を忘れちゃって砂浜に擦りまくってる内に~~~、みたいな。

だってほら、

ヒレだもん。
ヒレに進化しちゃったんだもん。

そりゃあ、思春期にはツライさ。


ほら、クジラの鳴き声って遠くまで聞こえるから、
夜な夜なさ、聞こえてくんだろ?

なんか、あんなこんな声がさ。


じゃあ~
座礁しちゃうね。