官製ワーキングプアつまり非正規公務員のこと。
非正規公務員の説明は調べてもらうとして、非正規公務員の何が一番問題かというと、公務員は法律上労働者ではないので労働契約法が適用されないことです。労働契約法が適用されないということは、雇止めは合法ということになります。
時々非正規公務員の雇止めで裁判が起きてますけど、裁判が話題になり非正規公務員の問題が露呈することは意味があると思いますが、裁判で非正規公務員の待遇が良くなるとか、職場復帰などは望み薄です。
非正規公務員は日給か自給での労働になるので月20日働いたとして月収は総額20万円前後と思います。もちろんボーナスはありません。
ここで私が言いたいことは非正規公務員の待遇問題ではありません。非正規公務員で働いている人間の問題です。
非正規公務員のおおよその待遇を記します。
年収は200万前後
有給は半年以上勤務していれば支給される(すべて消化も可能)
健康保険、年金はある(給料から引かれますが)
雇用保険はある
仕事は大体何かの補助作業
労働時間は7~8時間で時間外労働はない
土日祝休み(年間休日120日以上)
ざっとこんな感じです。これをどう見ますか。給料以外はかなりいい待遇です。仕事は残業はないので基本定時に帰れます。有給は好きな時に取れます(例外あり)。仕事は楽です(窓口対応だと大変かもしれません)。
何かが見えてきました。お分かりでしょうか。非正規公務員は楽なんです。給料以外は超ホワイトです。
非正規とはいえ立場は正規と同じ公務員。健康保険も正規と同じものが使える。対外的にも役所に勤めてますとか、○○省に勤めてますといえば聞こえがいい。職場環境は悪くない。仕事は楽。休日は多い(日給計算なので休めば減る)。非正規でも、勤めている間は公務員気分に浸れて気持ちいい。
何年にも渡り非正規公務員をやっている人の心理はこんな感じになると思います。給料は低いけど、何とかやっていける。この楽な環境にずっと居たい。民間はきつそうだ。他の仕事を探すのは面倒というか探す気力は無い。
忖度ない指摘になります。しかし核心を突いているのではないでしょうか。
私はねえ、非正規公務員は辞めた方がいいと思いますよ。
今からでも他の仕事を探してはどうでしょうか。
同じくらい楽な仕事で正規雇用で倍の給料をもらえる仕事はありますよ。
楽だから。公務員気分に浸れる。他の仕事を探すのは嫌だ。なんて考えてはいないでしょうか。そうなら自分の人生を損してます。無駄にしています。
もちろん私はこれでいいというなら自由です。そのまま続けてください。
私が思うところはこんなところです。