キリスト教・聖書の教えにおける復活の重要性

イエスの弟子たちは、キリストが処刑された時、最初は恐れて家に閉じこもっていた。ところがその後、彼らの前に復活したキリストが現れたことによって、弟子たちは復活のイエスに対する固い信仰を持つようになった。

そして、キリストから与えられた世界宣教の使命に沿って、世界中で伝道を展開するようになっていった。そして、時代を経て、イエスを救い主と信じるキリスト教は、世界最大の宗教となっていったのだ。

キリスト教の展開の、この歴史的経緯を考えれば、その原点は、紛れもなく、「イエス・キリストの肉体的な復活の事実」にあると言える。なぜなら、弟子たちが勇気を持って世界宣教に繰り出した動機は、聖書によれば、「キリストの復活を目撃したことを通して、彼を救い主として信頼した」という点に集約されるからだ。

以上の背景から、キリストの復活は、キリスト教の信仰を根本から支える、極めて重要な事実だということがわかる。

復活の史実性を確認する上での三つのポイント

では、復活からおよそ二千年が経過した現代に生きる私たちが、キリストの復活が実話だったと信じるためには、どんな点を確認していけば良いのだろうか?これから、以下の三つの重要な点に焦点を当てて、キリストの復活の事実を確認していく。

  1. 復活に関する聖書の記録は信頼できるのか?
  2. イエス・キリストは、本当に十字架で死んだのか?
  3. イエス・キリストは、本当に復活したのか?

 

なぜ、イエスキリストの復活を信じるのか③に続く