最近2か月で読んだ小説と言えば、カズオ・イシグロの「日の名残り」「わたしを離さないで」くらいで、あとは月20冊ペースでまんがばかりを読みふけっております。
私が毎回30ページ足らずの短編小説しか書いたことがない理由には、行き当たりばったりでしか小説を書いたことがないことがあります。
プロットとかネームいうレベルのものを作ったことがないのです。
最近読んだまんがで、1200年代のモンゴルが舞台の伊藤悠さんの「シュトヘル」がありますが、こちらは14巻に及ぶ大作であり、入念な歴史検証とか、主人公の人間関係、家族関係などをはじめからきちんと設定していなければ、物語の途中で話が破綻してしまったり、読者に訴えることができなくなってしまったりするでしょうが、ここ何年もさっぱり小説を書いていないながら、自分にまったく欠けているものとして肝に銘じたいと思ったのでした。
また、伏線がうまいまんが家として、私はくらもちふさこさんや浦沢直樹さんを推しますが、やはり作品を書く前に完璧なプロットを作っていなければ、読者に意外な展開と思わせるような作品は生まれてこないと思うのでした。
私は子どものころからイラストを描くのが大好きで、福引の5等賞の50円の商品券はすべて文房具店で1枚2円のわら半紙に換え、毎日毎日女の子や動物などを描きまくっていたのですが、あるときまんが家は背景や大人、男の子などの描き分けなどすべてのイラストが描けなければならない上に、話も面白くなければならないというとてもハードルが高い職業と気づき、それなら文字だけだったらと小説を書くようになった経緯があります。
今年は久しぶりに何か書いてみたいと思うのですが、今度は初めにプロットをきちんと作ることからしたいと思いました。
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