マルイ V10の弾道は、ほぼ全ての個体が左下に着弾する様です
改善策として大まかに三箇所を改修すれば弾道がマシになってくれます
お決まりのセリフですが、改修は自己責任でお願いします。
また、マルイの修理が受けられなくなる可能性がありますのでご注意下さい。
さて、ひとつ目。
もともと、バレルが下がってフレームにセットされているため着弾が下になってしまいます。
こいつの改善策は、バレルとフレームが噛み合う矢印の部分にセロテープを2枚重ねて貼り付けます。
これでインナーバレルをセットすればバレルが上を向いているのがわかるはずです。
インナーバレルが上を向いている画像は面倒なので撮ってませんが、確実に上を向きます
欲張って3枚貼ると、通常分解の時にスライドが抜けなくなったりしますのでご注意下さい。
必ず2枚重ね迄です。
同じくインナーのチャンバーカバー右側にテープを1枚貼り付けてガタ取りをします。
こいつは気休め
アウターでインナーバレルを保持するので、この辺はついでだからやっとくか、って程度(笑)
次はインナーバレル。
インナーバレルの下にアルミテープとセロテープを重ねて貼ります。
貼り付け位置はインナーをアウターが保持している一段奥まった所へ、前後動する長さ分。
4mm幅で、長さは1cmくらいでしょうか。
アウターをセットしてねじ止めし、インナーが前後にスムーズに動くかは要確認。
私のはスライドにも余計な加工してあるので何枚も色んなテープを貼り付けてますが
ダイソーなどで売っているリューター用の研磨ビット。
普段はヤスリ変わりにプラやアルミなどに使ってますが
コイツをリューターではなく、素手で使います
アウターの内側インナーバレルが入る穴に、向かって左上の矢印の部分をこの研磨ビットを使ってゆっくり削っていきます。
ほんの少し、約0.2〜3mmくらいで幅は4mm程度。ちょうど三日月の様に削ります
これでカサ増ししてあるインナーバレル下からインナーバレルが突き上げられ、アウターの穴を拡張した右上へ、インナーバレルがセットされます。
昔で言う、プレシュートな機構の現代銃は、弾が発射されてからスライドが後退し始めるので、インナーバレルが右上に固定された状態で弾が発射されます。
なので今回の左下病の対策には有効な改善策となるはずです。
以上の箇所を改修すれば、そこそこ当たる銃になってくれると思います。
アウター内側の加工が一番難しい所です。
削り過ぎたら右に着弾する可能性がありますが、その場合はインナーバレル下+右側にもテープを貼って修正すれば着弾位置が戻ると思います。
わりとラビリンスな部分なので、自信がない方はやめておいた方が得策かも知れません。
さて、次はグリップ。
グリップウェイトの形状が四角いんですね。
で、またまた拝借。
こいつは実銃のV10。
フレームの穴の形状がWAとはだいぶ違います。
実銃にクリソツです。
で、コイツが
実銃には使わないか
絶賛発売中!
なんや、宣伝かーい
今回、ウェイト有りでの計測は655g。
マルイ純正が707gなので、その差48g!
だいぶ近づきました(笑)
体感的には、わりと重量を感じます
色々と弄り倒したマルイV10 ウルトラコンパクトですが、取り敢えずやるだけはやりましたのでブログ掲載はこれにて終了です。
長いこと、お付き合いありがとうございました
あとはグリップウェイトがジャンジャン売れてくれる事を願うばかりです