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結婚を拒否した後に殺害された10代の娘の母親がパキスタンで逮捕

2024年5月31日 12時 GMT

ハフサ・カリル、

BBCニュース

 

 

 イタリアで10代の娘を殺害した罪で有罪判決を受けた女性が、逃亡生活3年を経てパキスタンで逮捕されたと報じられている。

 

 イタリアの裁判所は昨年12月、2021年に18歳のサマン・アッバスを殺害した罪でナジア・シャヒーンに欠席裁判で終身刑を言い渡した。

 

 シャヒーンと夫のシャバール・アッバスは、娘が見合い結婚を拒否した後、殺害した。

 

 その後2人は国外に逃亡し、アッバスは最終的に2023年8月に発見されパキスタンから引き渡された。

 

 しかし、51歳のシャヒーンは今週まで逮捕を免れていたが、インターポールとパキスタン連邦警察が関与した作戦でカシミール国境の村まで追跡されたと報じられている、とイタリアの通信社アンサが情報筋から聞いた。

 

 イタリアの新聞によると、彼女は引き渡し手続きのため、金曜日に首都イスラマバードの法廷に出廷した。

 

 2021年4月下旬、サマン・アッバスの家族によるいわゆる名誉殺人はイタリアに衝撃を与えた。彼女の失踪後、イタリアのイスラム教コミュニティ連合は強制結婚を拒否するファトワ(宗教的裁定)を出した。

 

 イタリアの報道によると、この少女は2016年に家族とともにパキスタンからノヴェッラーラの農村に移住した。

 

 サマン・アッバスが交際相手がいることを知った後、家族は2020年に彼女にパキスタンへ行って見合い結婚をするよう求めたが、彼女は拒否した。

 

 その後、彼女は数か月間社会福祉サービスの保護下で暮らしたが、7か月後に騙されてノヴェッラーラの実家に戻ったとイタリアの報道は伝えている。

 

 検察は、このとき少女は失踪したと述べた。

 

 サマン・アッバスの遺体は、叔父が埋葬場所を明らかにした後、家族が住んでいた場所からそう遠くない農家の近くで2021年11月に最終的に回収された。

 

 検死の結果、首の骨が折れていたことが判明したが、これは絞殺された結果と思われる。

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仮訳終わり