11月17日金曜日〜その2




(写真)アントニオ猪木VSモハメド・アリの20世紀最大のスーパーファイトについては、中学2年生の時に喰いいるように見たテレビ中継、その後に入手した試合映像を検証して、関連書籍を読み漁り、猪木さんご自身にも裏話を含めてお話を密に伺っていますので、おおよその事を知った上で『アナザーストーリーズ』を見ました。周知の事実以外で、元新日本プロレスの営業本部長 新間寿さんが公表した試合の内容に関する要望をアリが語る肉声テープ。これは、初めて耳にしました。さまざまな交渉の中で真剣勝負に持ち込んだ動かぬ一級品の証拠を両雄が他界した段階で公開した新間さん。さすが。残念なのは、今や総合格闘技の原点と崇め奉られる此の試合を、当時は世紀の凡戦と伝えられた新聞を紹介していましたが、NHKの『ニュースセンター9時』で磯村尚徳キャスターが放った一言について、ぜひとも触れて欲しかったなぁ…と、50年近く前の出来事を昨日のように感じる私です。幸運な事に、猪木さんに誘われて、H7年4月26日〜5月1日、北朝鮮で開催された『平和のための平壌国際体育・文化祝典』音楽の部に出演した折、少年時代のヒーロー アントニオ猪木&モハメド・アリの両雄と行動を共にさせて頂きました。

(写真)猪木VSアリのパンフレット。グラビアポスターには、名古屋空港からのチャーター機で平壌へ向かう機内でアリさんにサインを書いて頂きました。そして、この試合のポスターを書いたのは私ですと、俳優の石坂浩二さんに記してもらった次第です。