こんにちは。

 

好きなツボは「肺兪(はいゆ)」です。

昨日は新たに「復溜(ふくりゅう)」を覚えました。

 

 

 

 

日頃から就寝前に主人が治療してくれるのですが、わたしはすっかり鍼とお灸のとりこなのです。

 

もう10年以上前ですが、「レ・ミゼラブル」というミュージカルに出演した際、

緊張と衣装のさばきと、とんでもない八百屋舞台にヒールで体ががちがちで、

何か良い方法は無いかと鍼の治療にトライしました。

 

マッサージやリフレクソロジーは経験していたのですが、

身体に良いことなら何でもしたいと思い、一歩踏み出してみたのです。

 

ただ、これは私の体質なのですが、マッサージを受けてから歌うと声が完全になくなるんです。

レミの稽古が夜からだったのでマッサージに行ってほぐしてからお稽古に臨もうとしたところ、

お稽古中にどんどん声がかすれて、最後は0になってしまいました。

 

先輩方に聞くと、「緩んだ状態で使うとかえって良くないんだよ」とのこと。

 

「逆に緩んでいる方が歌えるんだー」って方も居るので、本当にこれは体質なんだと思います。

 

なので、私は公演が終わった後、もしくは休演日が2連の時の1日目にメンテをしていました。

 

と、話は逸れましたが、鍼と出会ったわけです。

私は痛がりなので、恐怖心しかなかったですが、この胸と背中の苦しさを何とかしたかった。

先生は不思議な方だったな。

神田にあるきれいな会議室のような個室。

全身を診てくださる自由診療の先生でした。

 

ビビりな私に出来るだけ痛くない様に、優しく鍼を打ってくださいました。

 

それでも痛いし、怖いし、お灸って熱いし、熱くなると

 

「熱いです、右手の甲の・・・」

 

って言うの面倒だし、

正直、マッサージに比べて満足度は低め。

価格は割高。

 

「うーん、みんな鍼がいいって言うけど、何がいいの???」

そんな1回目の治療でした。

 

それが・・・

翌日。

息こんなにたくさん吸えるんだ!

と感激。

更に翌日のコゼットは生まれ変わったように声が舞う感じ。(あくまでも主観です)

 

ここまでが1セット。

これが1回目の治療だったんだー!!!

 

それからは定期的に自分の出番のお休みが2日以上あるときには治療に行きました。

鍼に行くと歌がうまくなる気がして。

 

そんな鍼とレミゼライフは続くのですが、その後、鍼の先生が治療院をクローズしてしまい、

それからはすっかり鍼離れしていたんです。

 

というのも、鍼、マッサージ、ネイル、美容院・・・・

やっぱり誰でも良いわけじゃなくて、信頼関係が大切だと思うんです。

相性もあるし。

他の先生を探したり、トライするも、なかなか出会えないものですよね。

ネイルも京都に引っ越してから、ようやく素敵なネイルサロンを見つけることができたばかりです。

 

鍼行きたいなーなんて思っていたことすら忘れていた私に、なんと生涯のパートナーが治療家という奇蹟。

 

鍼灸師として働く彼の側で患者さまと接する時間が私もあるのですが、

初回の緊張や、治療院のドアを開けるときの不安な気持ちを私も知ってて良かったなとか、

治療する先生がどれほど患者さんのことを考えているか、

そして、やはり患者さんと先生の相性とか信頼関係の重要性。

どちらの目線でも見ることができて、私は人生の学びの新たなステージに居るのではないかと感じることがあります。

 

どうして今京都に導かれ、出雲に呼ばれ、そしてBLACK SHIPに乗っているのか。

人生の大冒険はまだまだ続く予感です。

 

とりとめのない鍼のとりこの話から大冒険になってしまった。

今日の晩御飯はグリーンカレーです。