ウヨ・サヨ論考

いろいろと、政治的なテーマを取り上げているブログを
読ませて頂いています

そこで、常々気になっていたことがありましたので
少し思うところを書いてみたいと思います

それは、政治的な記事や、
それにつけられたコメントの中でよく見かける
「ウヨ(ネトウヨなど)」、「サヨ(クソサヨ、パヨクなど)」という
カテゴライズです

いずれも、批判的な意味合いで書かれていることが多いのですが
中には「どっちもどっち」的に、双方が否定的に
書かれていることもあります


さて、わたしの場合はどちらなんでしょう?
時折ご奇特な方から「ネトウヨ」という評価を頂くことがありますが
基本的には「クソサヨ」の部類に入っているのではないかと
愚考しています

一応、以前やってみた「政党座標度」診断の結果は下記の通りで
ミギ、ヒダリ、どちらにも寄っていない
「ど真ん中」という結果にはなったんですけどね
※正確には、2.8%左派、33.3%自由主義者








ただし、この美しい国においては、

そんなものなど何の意味もありません
なんせ、すべてにおいて美しいのですから


ウヨ、サヨの基準は美しいほどに単純で

「無条件に体制(権力)側が好き」
「外国(特に隣国)が嫌い」
「自分達は凄い、カッコいい、否定するやつはみな反日」
「人権、自由、平等、などという言葉を聞くと虫唾が走る」


上記に当てはまればミギ、外れればヒダリ
美しいほどに単純明快


先の「政党座標度」など、

「なにそれ、美味しいの?」的なわかりやすさです


上記基準に照らし合わせると
ひとつも当てはまらないわたしは
紛れもなく「クソサヨ」ということになりますね
ありがたいことです


さて、そこで一息ついて考えてみましょう
「ウヨ」と「サヨ」
この国にとっていずれの存在が害悪なのか


それは、つい100年ほど前の歴史が証明しているように思えます

明治以降、日清、日露の両戦役で勝利したことにより
甚だしく自尊心だけを肥大化させた我らが美しい国の末路を見れば

「ウヨ」はひたすら暴走し
「サヨ」は常に弾圧を受けてきました

結果、国を滅ぼしたのはどちら側でしょう?
その結果を受けてなお「どっちもどっち」などと言えるでしょうか


石破さんは、戦後80年談話の発出を見送り
戦争を検証する第三者委員会を立ち上げる、として
自らの見解を述べることから逃げました

軍事オタクだけあって、
多少は感じるところがあるのかもしれません

さすがに、安倍さんら程には厚顔無恥になれないのでしょうね

あの戦争においては、惨敗した結果と同様に、その原因に関しても
肯定的にとらえられる面など1ミリもないのですから

本気で真摯に検証しようとすると
我々にとっては非常に辛く苦いものになるでしょう

それがわかっているからこそ、
歴代の政府も総括を見送ってきたのでしょうね


そうそう、
美しい真の日本人の方々(特にFJ3K的な方々)から
よく言われます

「そんなに日本を貶めて、お前は日本が嫌いなのか」とね


大変申し訳ないのですが、
わたしは身内や自分自身を「大好き、愛してる」などと
大声で公言できるほど天真爛漫ではいられないのです

そういう気持ち、想いは、胸の内に秘め
いざというときに態度で示すのが美徳

美しくないわたしは、
どうしてもそのように思えてしまうのです


もう少し、美しい人々にもわかりやすく平たく申し上げますと

「生まれ育った地域や周囲の人々は好きだが、
  愛国愛国言いつつ、現世権力に盲従し、その威を借りることで
  自分たちを愛せよと恥ずかしげもなく喚く手合いはクソとしか思えん」


そういうことでございます


さて、あなたは「美しいウヨ」でしょうか、
それとも「クソサヨ」でしょうか

ちなみに、これはあくまでも個人的な偏見ですが
この国において「真ん中」という立場は
しっかりと「美しいウヨ」に分類されると考えています
現状からの変化を望んでいない、

消極的、無意識的な協力者、というところですね


それが多数派を占めているところに
この国の根強い美しさがあるのだと思います


まさに、ニッポンの伝統、日本人の誇りですね

大変おめでとうございます^^