2月4日の観戦記です。たけびしスタジアムで行われた、高校サッカーの新人大会決勝戦についてまとめていきます。

すでにある程度は観戦速報で書いたので、書けなかったことを中心に書いていくこととします。

 

 

最初の試合ですが、男子の決勝でした。やや遅れての参戦だったため、東山の1点めを見ることができませんでした。

前半は1-0で推移するなか、五分だったと感じました。ある程度橘もボールをもって意図的に攻めるケースもありましたし。総じて、そこまで動きのある試合ではなかったかなと思います。

やや勢いづいてきた橘が後半もうまく入って同点。ここからゲームが面白くなりそうなところで橘のキーパーが負傷交代となりました。ゲームが止まったこと、あと微妙に最終ラインとの連係などに狂いが生じたのか、直後に東山が勝ち越し、すぐに加点し、3-1となりました。橘はボールこそ持つんですが、東山の最後の踏ん張る力が強く、なかなかゴール前に迫るシーンをつくれず、逆にカウンターからいい場面をつくられることとなりました。

アクシデントが結果の決め手になったと思うので、最後まで競った展開のなかからどう試合が動くかを見たかったですね。結果的に選手権の予選のリベンジを果たすことができました。東山の強さもかなりのものを感じますけど、そこまで大差はないですね。夏のインターハイ予選でも東山は見ましたけど、このとき対戦した立命館宇治とは明確な差を感じました。ただ、更なる高みを目指すなら両チームとももうひと工夫が必要になってくると思います。とはいえ、京都の高体連のなかでは両チームがリーダーとなっていくんだろうなというのは感じました。そこプラスアルファですね。学卒後もプレーを見る環境でやってほしいなと思います。決してエリートではないであろう松田佳大(京都橘高出身)がサンガの選手として京都でプレーするわけですから。

 

 

続いては女子の決勝です。京都西山と京都精華の試合でした。

速報でも書いた通り、ラストプレーで京都精華が得点し、直後にホイッスルが吹かれるというすごい展開の試合でした。

京都西山については速報でも賛美しましたけど、明確だからこそやり続けてほしいなと思います。ただし、課題はあって、もう少し蹴る部分の質ですね。ゴールキックひとつをとっても陣地をとれないので押し返す力が弱くなってしまいます。前に出ることができれば前の選手は推進力があるので、面白いなと感じました。

京都精華としては苦しい試合でしたね。技術を発揮させてもらえませんでした。伝統的にこのチームは上でもやっていけるような中心選手を軸に強化されていて、困ったらそこで圧倒するというのもやり方だと思うんですが、今のところそう感じる選手は私は見受けられませんでした。古くは園田(現新潟)とかね。この世代は他にも有力選手がいて、すさまじかったんですけど。対戦カードに恵まれたとはいえ、インターハイ準優勝するだけのチームでしたよ。個人で飛び抜けた選手がいないならそれなりのことをやらないといけませんし、技術だけで通じないなら、次のプランを立てていかないといけません。京都精華は全国にいくのが目標ではなく、いかに勝ち上がっていくかが問われるチームだと思うので。

冬の選手権が都道府県対抗になるみたいなので、うまくやっていけば、全国は遠くないと思います。京都西山みたいに技術系のサッカーが嫌がることをすれば全国は遠くないというのを示すことができたんじゃないでしょうか。

 

 

繰り返しになるようなことを書きましたが、雑感としては以上です。

観戦記としてはこの日は体育館でBリーグの試合があったんですが、そこで出ていたキッチンカーで購入したであろう物を会場で食べている人もいました。西京極だとこういうのが便利ですよね。

スケジュールが立て込んでいて、更新のタイミングも難しいですが、飛び飛び観戦記もシーズン中の風物詩になるかもしれません。次はどこに行こうかな。考えるだけでも楽しいです。