2番目の写真。

「2本のカラマツの間」に、絡まった2本の大きめの杉を、同時に2本

「確実に寝かせる」のが今回の目的。

ちょっと難しい作業。

 

南の小屋も、北のハウスも絶対壊せない。

 

本当なら、クレーンを使ったり、木登りして上から処理すべきだろうけど、

それは私の範疇ではない。

 

人に頼む予算もない。

 

牽引はプラロックが350キロ引きのを、梯子に登って6.5M高さに、

滑車を取り付けて2倍力にしてプラロック2000で、700キロ引き。

 

枝の絡まり木は、自重以上に重たいので、余裕を見込んで引く。

アンカーは軽トラックと、カラマツの2点引き。

 

寄られてる杉の受けを作る幹を観ると、「虫食いの痕」がある!!

脆い可能性がある。

じっさいは、腐れ無かったけど。

 

「風倒木の重さが寄りかかっている」ので、追い切りで弦が仕上がる前に

破壊する可能性があって、「T字型弦」でゆっくり動かす。

 

これがもし、割け上がったら、とっても危ない。

 

T字の脚の部分を、左右としたから少しずつ切り込むと、動き始めるのを確認して、

牽引のテンションをかけると、予定の方向に倒れ始めたものの、

方向はよかったけど、

勢いが足りず、ギリギリでカラマツに掛木になった。

数十Mの移動がめんどくさいけど、ゆっくりやる。

 

これ事前に、カラマツを切っておく手もあったけど、

立派な樹勢で、北風を最初に受け止める役割もあり、残したかった。

 

結果的に、枝をだいぶ痛めたので、そのうち枯れるかもしれない。

枯れたら刈ろう。

 

この角度では、いつ落ちるかわからないので、

下での作業は、危険。

 

うちの装備の最強装備「チルホール」の出番。

 

横引き750キロは伊達じゃなく、車一台分ほどの重量の杉2本を、

静かに寝かせてくれました。

 

いや~、道具って大事。

チェーンソーは偉いけど、2種の牽引具が無ければ、

今回は手も足も出なかった。

 

最悪滑車使えば、1.5トンで引けるのだから、

アンカーがあればだけど、パジェロでも引き上げられる!

 

にしても、残ったカラマツ、ちょっと可哀想。

 

このあと、残りの防風林の手入れは継続します。

沢山の枝の片づけから、玉切掃除まで、結構な作業量ではある。

 

さらに、ざっと見積もっても、まだ10本近く間伐する。

でも、大物が片付いたので、とりあえず一安心。