Be with you 84 ~愛する君へ~  | 青くんの部屋

青くんの部屋

ここはサトシック、アラシックのお部屋です。
BL「おやま」メインの腐部屋です。
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※ このお話はフィクションです。

実在する人物、団体等とは一切関係ありません。

必ず、Be with you  あなたと伴に…2/6を読んでから読んでね。

 

 

 

 

 

 

松潤の打ち合わせを覗いたが一向に終わる気配がない。

やってる最中に、他の担当から確認を求められて切りがない。

いつもの風景。

 

 

《大野さん、こっちへどうぞ。》

「え…?」

《あっちで寝させておいてくださいって言われてますから。》

「…。」

 

 

だから、俺はガキじゃないんだって。

だが、連れて来られた部屋には小さいながらも簡易ベッドが備え付けられていてソファーよりも快適そうだった。

応接セットにはすでに荷物がおいてあった。

松潤のバッグだ。

 

 

《あっ、貴重品はこっちに…。》

 

 

小さな備え付けの金庫。

鍵を渡される。

 

 

《じゃあ、ごゆっくり。》

「ああ、ありがとう。」

 

 

スタッフが出ていく、途端にと静まり返る室内。

確かにグッスリ眠れそうだ。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆  潤

 

 

 

 

 

ひと段落着くと逃げるように部屋に向かう。

中に入るとその人がスヤスヤと寝息を立てているのが聞こえてきた。

ほんと、よく寝るな…

体質か…?

近寄って顔を覗き込むが一向に起きる気配がない。

 

 

〔クスッ…。〕

 

 

まったく…いい気なもんだ。

俺は大野さんの顔に近づくと無防備な額にそっと口を押し当てていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ました途端、お腹が空いたと言い出したリーダーのためにそばを注文した。

まるで子供だな。

 

 

〔ざるだけで本当に良かったの…?〕

「これが持たれなくっていいんだよ。」

〔まあ、いいけどね。〕

 

 

ズルズルと軽快な音とともにあっという間にそばが消えていく。

 

 

「あー、うまかった。」

〔確かにね。〕

「やっぱここのが一番おいしいよな。」

〔リーダーは食べられなくなるね。〕

「え…。」

 

 

俺は箸をおいて水をすすった。

 

 

〔あの話って…翔さんとの事が関係あるの…?〕

「…。」

〔記事を見せられた時,、青くなってたよね…?〕

 

 

いきなり核心を問いただしていた。

もしかしたらあれが嵐を終える原因だとしたら俺は絶対に納得なんて出来ない。

だから、それを確認しないといけなかった。

 

 

「アレが原因じゃないよ。」

〔ぜんぜん…?〕

「まあ、きっかけの一つにはなってるかもしれないけど、終わりたいっていうのはずっと考えてたことだから。」

〔じゃあ、翔さんのために身を引くとかそんな事じゃないんだね?〕

「なんだ、その、身を引く…?」

〔スキャンダルになる前にこの世界から消えるとか…?〕

「それなら…別れればいいだけだろ。」

〔出来るの…?〕

 

 

俺の言葉に大野さんが息をのむ。

 

 

「何が言いたいんだ…?」

〔別れて我慢なんて出来る…?〕

「それは…。」

 

 

じっと黙り込む。

好きな人と四六時中一緒にいて、それは今までは我慢してきただろうけど、付き合った後でそんな我慢なんて出来るのか…?

 

 

「できないだろうな…。」

〔大野さん。〕

「でも、本当にそれが理由じゃない。

つくづくプライバシーのない生活に辛抱出来なくなったんだ。」

〔タレントの宿命だよ。〕

「そうだな。

だから、俺には向いていないんだろうな。」

〔もう、バレるの覚悟でやりたいようにやったら…?〕

「お前はそれが出来るんだろうな…。」

〔大野さん。〕

「俺には無理なんだよ。」

〔どうしても…?〕

「このままで死んだら、きっと後悔する。」

 

 

大げさな…とは言わなかった。

知り合いがどんどん亡くなっているんだ。

いつ何処で何が起こるかなんて誰にもわかるわけがない。

そろそろ、そんな事もわかる年齢に差し掛かったという事なのだろう。

だが、ニノが言っていた様に会えなくなるという事実は、耐えられない痛みを呼び起こしていた。