アマツバメ 雨燕

英名:Pacific Swift

学名:Apus pacificus

アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属

生息地: 夏季に中国、日本、ロシア南東部、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、東南アジアやオセアニアで越冬する。

全長:20cm

鳴き声:ツュリリリリリ

雌雄:雌雄同色

 

繁殖のため日本にやってくるアマツバメ。巣を作るのは1500m以上の高山の断崖や海岸の切り立った岩場であり、街中で見ることはほとんどない。

 


隣り合うように巣を作り、集団で行動することが多いアマツバメ

 

アマツバメは生涯のほとんどを天空で暮らすという鳥であり、餌を獲るのはもちろん、交尾や睡眠まで飛びながら行うという。

 

アマツバメはツバメの仲間ではなく、むしろはハチドリなどに近い鳥らしい

 

撮影するためには繁殖地まで出かけて、上空を飛び交うアマツバメを望遠レンズで狙わなくてはならない。普通のツバメのように電線に止まることなど、まずないのだ。

 

「雨燕」の名の由来は、雨を察知し、素早く移動することが由来だという

 

子育てを行う梅雨の晴れ間を狙って、時速160㎞の高速で飛ぶその姿を追い続ける。アマツバメの撮影に必要なのは忍耐、そして首の痛みに耐えることなのである。

 

 

【参考文献】

街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)