アマサギ 黄毛鷺、飴鷺、猩々鷺

英名:Cattle Egret

学名:Bubulcus ibis

ペリカン目サギ科アマサギ属

生息地:アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部、オーストラリア、インドネシア、日本などに分布。日本のアマサギは、夏は本州で繁殖し冬は九州などで越冬する漂鳥。

全長:51cm

鳴き声:グワー

雌雄:雌雄同色

 

頭や胸がオレンジに近い飴色をしたサギ、アマサギである。アマサギは「亜麻色のサギ」と表現されることもあるが、「亜麻色」は黄色がかった薄茶色であり、これは間違いだ。

 

 

そして、アマサギはいつも鮮やかな飴色をしているわけではない。アマサギが飴色になるのは、春から初夏にかけての繁殖期だけであり、それ以外は真っ白なのだ。

 

 

真っ白なアマサギはコサギやダイサギと見分けがつかないのではないかと心配していたのだが、実は決定的な違いがあることがわかった。

 

右が白いアマサギ

 

体の大きさが違うのだ。ダイサギが80~90cm、チュウサギは69cm、小さなコサギでも61cmと、51cmのアマサギよりひと回り以上大きい。

 

 

アマサギは日本で見られる、もっとも小さなシラサギなのである。

 

 

【参考文献】

街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)