ハジロカイツブリ 羽白鳰

英名:Black-necked Grebe

学名:Podiceps nigricollis

カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属

生息地:ユーラシア大陸西部、中国東北部、アフリカ大陸、北アメリカ大陸北部などで繁殖し、南下して冬を過ごす。日本では各地の海や大きな湖沼に飛来する冬鳥。

全長:31cm

鳴き声:ピュッ、ピュッ

雌雄:雌雄同色

 

ユリカモメ、ノビタキなど、夏になると体の一部が黒くなる鳥は多いが、このハジロカイツブリのように全身が真っ黒になる鳥は珍しい。

 

ハジロカイツブリ冬羽

 

頭以外は白っぽかった体が、少しずつ黒くなっていき、最終的には、目の後ろに金色の飾り毛が現れる。

 

右のハジロカイツブリは目の後ろに、すでに金色の飾り毛がうっすらと見えている

 

ハジロカイツブリはお洒落な鳥なのか、季節を先取りするようだ。3月になれば、夏羽へと変身する過程を目にすることができる。

 

春の旅立ちが近づき、群れとなったハジロカイツブリ

 

ハジロカイツブリが日本にいるのは、恐らくあと2、3週間。完全な夏羽へと変身した姿を見に、もう一度、湾岸に出かけようと思っている。

 

追伸 ハジロカイツブリ、見事な夏羽に変身しておりました(2023.3.21現在)。

 

【参考文献】

街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)