「エッちゃん愛してる」特設ページ | ダイの日常

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ブログの管理人、ダイの日常をつれづれと。最近多いのは出かけ先の出来事、ドール、ペット、TRPGです。

このページは「エッちゃん愛してる」の情報をまとめたページです。
ご予約がまだの方は是非、見て行ってくださいね。




Sky Theater PROJECT(スカイシアタープロジェクト) Vol.12

「エッちゃん愛してる」



2014/05/20(火) ~ 2014/05/25(日)




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【会場 】
劇場MOMO


【出演】
牧野耕治、白鈴ももか、ロン佐藤(アートバリケヰド)、宮田幸輝、さいとうみき(優演隊)、石井卓真、黒木秀一郎(ソラトビヨリst.)、夕起ゆきお、西川大、たきざわちえ象、丸山哲司、ほか

脚本:四方田直樹
演出:佐藤森永(アートバリケヰド)


【料金】
前売・当日共通/3,200円(全席自由・日時指定)

チケットの予約はこちらから!
チケット予約フォーム

三月中に予約をしてくださった方には公演終了後にDVDをプレゼント!

【SkyTheaterPROJECTって何?】
SkyTheaterPROJECT公式HP
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。


タイムテーブル
5月20日(火)19:30
5月21日(水)19:00
5月22日(木)14:00/19:00
5月23日(金)14:00/19:00
5月24日(土)14:00/19:00
5月25日(日)15:00

受付開始:開演の1時間前
開場:開演の30分前



■あらすじ
【現代】
病気で妻を亡くした野上雅史は一周忌の法要を迎えてもいまだ立ち直れずにいた。そんな彼の元に死神を名乗るサイケデリックな出で立ちの男が現れ、語りかける。
「もう会えない最愛の人に会わせてあげるよ?かわりに命をもらうけどね」
野上は真に受けず、冗談のように男の問いに答える
「それならもう一回だけ死んだ嫁さんのおっぱいがもみたいな」

【1994年】
都内にある大学のベンチで大学生、野上雅史と羽生えつこは弾まない会話をぽつりぽつりと繰り返している。昨日、飲み会からの流れで一夜を共にした二人。えつこは野上のことが好きであるが野上はほかに気になる女の子がおり、うまいこと縁が切れないかな?なんて思っている。そして、その気持ちはえつこに筒抜けている。
別れを告げ、去る野上。絶望に沈むえつこ。そんなところに喪服姿の中年男が興奮状態でやってきてえつこに抱きつく。慌てふためくえつこに男は20数年後の野上だと名乗り言う
「俺は野上雅史。エッちゃんを世界で一番愛する男だ!」



■今回の作品を公演するにあたって 主宰/脚本 四方田直樹
 
とある事故で婚約者を失った女性が数年後「彼のいない人生を生きるのは耐えられない」と書き残し自殺したという話をニュースで聞いた。とても悲しかった。今でも思い浮かべて悲しくなったりする。自殺のニュースを耳にするとき、多くの場合は「悲しい」ではなく「勿体ない」と思ってしまう。「なにも死ぬことなんてないじゃないか」と。でもこの自殺のニュースは悲しかった「それじゃぁしょうがない」と、思ってしまったから。
「生きてればいいことだってある、またすばらしい出会いもあるよ」本当にそうなのだろうか?あったとして、それがその人にとって本当に幸せなのだろうか。「あなたがいなくなったら亡くなった人のことを憶えている人がいなくなってしまうよ。生きて憶えていってあげて」と、いったところで人には寿命がある。千年万年を生きられるわけではない。記憶に残す、という意味では自らの命を絶つほうが二人のことを鮮やかに記憶させることになるのではないかと思ってしまう。
「もう会えない最愛の人に会わせてあげるよ?かわりに命をもらうけどね」
死神からそんな取引を持ちかけられたらなんと答えるだろうか?

「是非お願いします」

そう言える人に、人生に私はちょっとあこがれたりしてしまう。
それとは別に、別れの多くは劇的であるが出会いの多くはそれほど劇的だということは少ないのではないかと思っている。クラスが一緒で。バイト先で。職場で。インターネットで。共演がきっかけで。あの時酒を飲んでいなければ。とりあえず周りにいる異性のなかじゃこいつかな?アイツに持ってかれるくらいなら。それほど広くない人間関係のなかからおそらく多くの場合どちらかのなりふり構わぬある意味真剣で故に喜劇的なアプローチではじまったりしていると思う。

【感動の再会を求めて旅立った先は出会って間もないころの喜劇的な状況だった】

若い自分と恋敵になるようなオーソドックスなシチュエーションのコメディを主軸に1990年台のある種の大学生の日常を描きつつ自分よりも大切な存在が近くにいることの幸福感を再認識していただけるような、そんな舞台になれば成功かと思う。
が、そんな思いを内包しつつ単純に楽しい舞台になっていればそれでいいとも思う。