気功用語でよく「緩む」というのがありますが

 

今回はその点について

 

わたしの体感を書いてみたいと思います。

 

 

氣塾では教えない内容ですが

 

原理原則はまったく同じだったりします。

 

 

 

 緩む感覚

 

「緩む」という言葉に出会ったのは

 

西野流呼吸法を習っていた頃です。

 

西野流では全身を「緩める」ことにより

 

気が流れるようになる身体が作られると

 

教えられました。

 

 

実際、「緩む」と氣がとても流れやすくなる

 

感覚があります。

 

全身に水のように弾力を持った氣が

 

満ちた感じです。

 

 

その氣が満ちた感覚自体も「緩む」感覚です。

 

 

西野流を習っていた当時は、

 

「緩む」感覚が分からず

 

ひたすら頭でイメージしようとしていました。

 

でもそれだと「緩まない」んです。

 

 

何度か「緩む」を経験すると

 

その感覚をイメージするだけで

 

「緩める」ことも出来ますが

 

そうでないうちは、まったく「緩み」ません。

 

 

あくまでも参考にしかなりませんが、

 

いくつか、「緩む」感覚というのを

 

言葉で表現してみたいと思います。

 

 

「トイレの個室に入って

「ホッ」としたときの感覚」

 

 

「ある1点を見つめて、

「フッ」と視線を外した時の感覚」

 

 

「温泉に入って、

ほわ〜んとゆったりした時の感覚」

 

 

「大きな仕事を終えて、

肩の荷が下りたときの感覚」

 

「ヨガのポーズをした後に、

死骸のポーズをした時の感覚」

 

 

いずれも「緊張」→「弛緩」に

 

移り変わった時の感覚です。

 

 

交感神経から副交感神経に

 

シフトした時の感覚なのでしょう。

 

 

瞑想であれば止→観へのシフトですね。

 

 

これを短時間で繰り返し繰り返し

 

味わっていると

 

「緩む」という感覚も

 

つかみやすいかもしれません。

 

 

「緩む」ことで、気持ちが

 

静まっていく感じもあります。

 

 

 

 

 どうすれば緩むのか

 

これは西野先生も著作の中で

 

散々語られていたことですが

 

頭で考えて「緩もう」とするのではなく

 

「緩む」ための動作をするというのが

 

正解になります。

 

 

【西野流の方法】

・息を「シューーーーーと」

蜘蛛の糸を出すように、

ほそーーく、ながーく、

ゆっくりゆっくり、

静かに吐く

 

お腹の風船を膨らませるようにしていく感覚

 

 

 

・身体を捻じる、伸ばす、揺らす

 

・緩みを広げる

(一か所に生じた「緩み」の感覚を

呼吸と意識で拡げていく)

 

 

【私の別の方法】

・手や足を力を抜いて揺らす

 

・背骨をゆっくり揺らす

 

・視野を何度もゆっくりゆっくり拡げる

 

・身体を何度もゆっくりゆっくり拡げる

 

・意識の集中→解放を繰り返す

 

 

西野流の最初の1点目がうまくできると

 

お腹、小腸や大腸が緩む感じがあります。

 

私にとっては

 

もっとも「緩む」ことができる方法

 

という感覚があります。

 

 

これは

 

ある程度身体に氣が満ちていて

 

「気功的頭の働かせかた」で

 

実施できた場合というのが前提です。

 

 

 

 

 

 いくら言葉で表現してみても

 

いくつかの表現を使って

 

「緩む」というのを表現してみました。

 

でも自分自身の経験から、

 

やはり体感してみないことには

 

「緩む」という感覚が

 

わからないかもしれません。

 

 

 

言語表現をしても

 

読む人の中に同じイメージ、

 

感覚がないと伝わらないんです。

 

 

私だって「緩む」がわかったのは、

 

氣塾である程度の

 

氣の力をつけてからのことです。

 

西野流を習ってからもはや四半世紀、

 

25年も経ってようやくわかったことです。

 

 

氣塾で師匠から教わったことも

 

大体2~3年後くらいに、

 

あ~こういうことを言ってたんだと

 

体感することになります。

 

その時に頭で理解したつもりになっていても

 

本当の意味でわかっていないことが多いです。

 

 

今ここに書いてあることがわからなくても

 

気功を続けて修行していれば

 

いずれ体感できることなので

 

頭に留めておいていただけたらと思います。

 

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました!!

 

また次回も読んでいただけると

もっと喜びます♪