昔々、あれは何年前だろう？
マネキンに着せてあった洋服がカッコ可愛くて一目惚れして、意気揚々と試着室に入ったのだけれど、鏡の中の私は「これマネキンと同じ服ですか？」ってぐらいに洋服のシルエットが違っていてガーーーン！！！
めちゃくちゃ凹みました。
見た目を変えて心を元気にする美容家
亀井理香です
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あれは確か、高校の同窓会に着ていく洋服を買いに行ったとき。
今から22年前のことです。
長男次男と二人の出産を経験して、子育ての真っ最中で、子供達の食べ残しを「もったいないから」と言い訳しながらペロリと平らげていた34才の私は、以前より太っている自覚はあったものの、TシャツにGパンがほとんどの毎日だったので、太っててヤバイなとまでは思っていませんでした。
なので、マネキンに着せてあるブラウスとスカートのセットアップを、難なく着こなせると疑いもしなかったんです。
なのに、私が試着したシルエットは、さっきまで飾ってあったものとは全然違う！
同じ服とは思えない姿が、試着室の鏡の中にあったんです。
一緒に行っていた家族に「どう？」と見せることもせず、さっさと脱いで売り場に戻しました。
なんとなく以前よりは太ってるなと思ってはいたんです。
ただ、小さな息子たちを育てながらの日常で、体にフィットした服やウエストを出す服を着る機会などなくて、ゆとりのあるTシャツと履き慣れたGパンの毎日では、そこまで太っていたことに本当に気づきませんでした。
だからね、わかるんですよ。
私のサロンに痩身メニューで来られるお客さまが「気づいたらこんなに太っていた」って言われる気持ちが！
痩せている方たちは「いやいや、普通気づくだろ！」ってツッコミたくなると思いますが、本当に気づかないんですよ。
ちょっと太ってきていることぐらいはわかってるんですけどね、服のシルエットが違って見えるとか、ボタンが止まらなくなってるなんて、TシャツとGパンが常の普通の主婦だと、本気で気づきにくいものなんです。
私は、この試着室事件以降、試着室に入らなくなりました。
気づけば、試着しなくても大丈夫なように、お腹まわりがダボっとした服ばかりを選ぶようになっていたんです。
ダボ服選びから抜け出せないままでいた私に訪れた転機は50才の夏。
橋本病と診断を受けて「太る・老ける・ボケる」の３大ネガティヴワードを言い渡された私は、健康を取り戻したい一心で、あれこれ勉強をして、自分なりの健康食事法を構築。
それを実践しながら「これなら痩せられる！」という確信を持ったので、ひとつの目標を掲げました。
『ダボ服ではなく、体の線がわかるような服でも、試着しなくても自信を持って買えるようになる』
試着自体は、入るかどうかだけでなくて、似合うかどうかを確認するためのものなのはわかっていますが、太っていた時の私にとっては「入るかどうか」が最優先だったので、そんなことを気にしなくても、気に入った服を「入る」という前提で購入できるようになることは、夢のような目標だったのです。
この目標を半年もしないうちに叶えてくれたのが、さっき言った「自分なりの健康食事法」です。
燃焼系のダイエットを頑張らなくても、体の中を綺麗にする食習慣を実践するだけで、体の内側から健康になっていっていることを感じれて、脂肪細胞が抱え込んでいた老廃物が排出されることで自然と痩せていけるというところから、今では「痩せる仕組みづくり」と言っています。
もし今、あなたのクローゼットに「以前は履けたのに今は苦しくて履けなくなった」Gパンやスカートがあるなら、それを履けるようになりたい！と強く願ってみてください。
スルッと履けるようになったあなたの姿を想像してみてください。
どんな気分ですか？
自然と笑顔になっていませんか？
想像は自由です。遠慮などせずに思う存分、好きなように妄想していきましょう。
その妄想を目標にするところからダイエットは始まるのだと、私は思いますよ(^_~)
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