雉 関東地区報告

 二月四日(火)立春。吟行句会を開催。

行き先は新宿区、高田馬場から西武戦で二つ目にある林芙美子記念館。

林芙美子が晩年に絵描きの夫と過ごした家です。

 

林芙美子邸の正面玄関 竹の青さが目に沁みます。

芙美子の書斎、春のともし火が・・・。

奥には小さな仏壇、芙美子の母が住んでいた場所。

茶の間、一家だんらんの場所。

美しい庭。

そして、近くの江戸小紋の染色工房へ

顔料が並んでいます。

型紙を使用しての染色。

出来上がり。

神田川、昔はここで染色後の洗い場でした。

かぐや姫の「神田川」の世界。

選をする主宰。

句会場。

それでは吟行句会の選。

 田島和生主宰特選

  床板の光る厨や冴返る            望月 満理

  浅春の流れの響く染屋かな         古岡美恵子

  立春や林芙美子のハイヒール        二宮 英子

 田島和生主宰並選

  広縁に季朝の卓や日脚伸ぶ         萬代 桂子

  柴垣にランチのメニュー春めける       森   恒之

  ベールつきの芙美子の帽子春立てり     藤戸 紘子

  型染の小紋衣桁に春立つ日          梅園 久夫

  神田川あぶくの弾け桜の芽          二宮 英子

  日の当る芙美子の部屋や椿活け       山田 初枝

  浅春や芙美子のパンプス小さかりし     上原カツミ

  土もたげ雪割いちげ芽吹き初む       梅園 久夫

  早春の四の坂のぼり芙美子の居       萬代 桂子

  春昼の染料沁むる百の刷毛          望月 満理

  ビロードのパンプスの黒春ともし       越桐三枝子

  アトリエに淡き春の日春立つ日        梅園 久夫

  鏡面に電灯ゆがむ春の闇           望月 満理

  江戸更紗に川の高鳴り桜の芽         二宮 英子

  神田川瀬となるところ梅含む          梅園 久夫

  立春の日の篁にきらきらす           森   恒之

  如月や色こまやかに江戸更紗         越桐三枝子

  竹叢をうす日の洩れて春立てり        森   恒之

  鶺鴒の掠むる川面春浅し            望月 満理

  立春のさみどり美しき四方竹          萬代 桂子

  日当りの芙美子の庭や春動く         古岡美恵子

 

 句会が終わるころには少し寒くなっておりました。

 春とは言えまだ寒い日が続きそうです。

 当番の藤戸さん、古岡さんご苦労様でした。

 田島主宰も二日間、ご指導いただき有難う御座いました。

 かなりお疲れのようでしたのが、多少気になりました。

 熱などださなければと心配です。

 アルコールでの体内消毒を行ってください。

 来月は記念大会です。皆様にお目にかかります事、楽しみにしております。

  以上 報告は梅小路久麿 でした。