7/9は草なぎ剛さんの誕生日。
お誕生日おめでとうございます! 
今まで想像できなかった苦しさを体験することになった今年、剛くんを想うと元気が出る気持ちがさらに大きくなっています。
ますますのご活躍を願ってます。

 

--------
’20.7月読書記録
初読(6)+再読(1):7冊

 

7/28【カケラ (集英社文芸単行本)/湊かなえ】
美容整形外科医の久乃が、同級生だった横網八重子の娘有羽の死について関係者に話を聞いていく形で物語が進む。
湊作品らしく話言葉のみの表現。共感しにくい部分もあるけれど登場人物それぞれの語り口に引きこまれるし、聞き手の久乃の人物像が本人の言葉は記されてないままなんとなくわかってきて面白く感じる。
プロローグとエピローグでの久乃の主張はなるほど感大きい。タイトルも納得。

7/21【イマジン?/有川 ひろ】
映像制作会社のお仕事興味深い。製作と制作の違い初めて知った。
制作スタッフは身も蓋もなくいえば「雑用係」とのことだけど、現場のスタッフやキャストの気分がアガるように差し入れの出し方も工夫する仕事ぶりに感じ入る。
タイトルと設定少し変えての有川作品映像化わかりやすくて楽しい。エッセイで読んだ”観る権利も観ない権利も尊重を”も入っている。
今までドラマや映画見てクレジットに出る映像制作会社気にしたことなかったけど今後は確認したくなった。「殿浦イマジン」という社名なるほどでタイトルも納得。

7/15【逆ソクラテス (集英社文芸単行本)/伊坂幸太郎】
短編5編どれも大満足!帯の言葉通り最高の読後感。 各話それぞれ好きなシーンや印象的な言葉いっぱい。 5話目のラストが4話目から繋がってるところ泣ける。リスタートできたんだね、店員さん。
登場人物殆どが好きな中、特に素敵な磯憲先生は伊坂氏小学校時代の担任の先生のお名前とのこと。磯崎先生から教わった大事なことが伊坂作品に表れているのかもしれない、伊坂ファンとしてリアル磯憲先生に感謝したい。

7/12【ミッドナイトスワン (文春文庫)/内田 英治】
大ファンの草なぎ剛さん主演映画の小説本。トランスジェンダーの凪沙を剛くんがどう演じるのか内容わかった上で集中して観たくて映画公開前に読了。
具体的な感想は現時点で記さないけど、泣きながら読み終えて強く思う、生きやすい社会になって欲しい。 重い内容だけど映画を早く観たいという気持ちがさらに大きくなった。

7/10【風間教場/長岡 弘樹】
1月に木村拓哉さん主演ドラマ見て原作読みたくなり図書館で借りてシリーズ3作目まで既読、すぐ借りられなかった4作目の順番やっと回ってきた。
今回は落伍者ゼロを命じられた風間教場。教場1,2のように問題ありの教生は退校させるべきと思うし、本作冒頭紀野のケースはもっと辛いけど、優秀なのに辞めたがっていた教生を思いとどまらせる風間の方法が見事でシリーズ中一番好き。
久光校長は人望なさそうな感じだったけど凄い。
エピローグ、ラストの言葉の衝撃、切なさと納得感。

7/7【ホワイトラビット (新潮文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)文庫化(’20.7/1発行)購入で読み返し。
伊坂ワールド堪能。場面展開や時系列の複雑さも愉快な語り手に導かれるまま読んでいけば違和感なく繋がる。妙にしゃしゃり出る語り手や寄り道「レ・ミゼラブル」の手法面白い。
黒澤さんやっぱり素敵!「ポテチ」で泣かされた今村くんと中村親分も活躍。
主要人物の殆どが法を犯しているけれど徹底的に悪い奴だけ滅びる爽快感。
夏之目課長辛いけど少しは救われたと思う。

7/2【君が夏を走らせる (新潮文庫)/瀬尾 まいこ】
「あと少し、もう少し」で中学生駅伝出場メンバーだった原田君のその後。
必死に勉強したのに志望校への受験失敗、入学した高校には失望してむなしい日々を送っていたのが、先輩の娘1歳10か月の鈴香ちゃんの子守バイトをすることで成長。原田君最初から考え方しっかりしてるしできすぎと正直私は思ってしまったけど。(^^; 
公園で会うお母さんたちがいい人ばかりなのは、子どもにそうあって欲しいと望むから良い人間であろうとしているのだと思う、という考えになるほど。
前作陸上部顧問上原先生登場が嬉しいし、今回も素敵。

---------
<義母介護メモ>
病院:7/8(Y)、7/10(K)、7/10(H:爪)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:7/15
堤さん:7/12