'18.10月読書記録

初読(5)+再読(2):7

 

陽気なギャングシリーズの12作目を今月読み返したのはシリーズ3作目「陽気なギャングは三つ数えろ」が9月に文庫化で購入再読したから。読書記録記載のためTwitter確認していたら、先月読書メーター登録した3作目の連携ツイートに“祥伝社文芸出版部”公式アカウントさんからいいね付けていただいてた。

Twitterで伊坂先生サイン入りのプレゼント企画があったことに気付かず締切過ぎて残念だけど、公式アカウントさんからの反応嬉しかった。

 

読書メーターより

 

10/30【ののはな通信/三浦 しをん】

ののとはなの関係性や考え方はわかる部分もあるけれど私好みではなかった。2人が交わす手紙(三章からはメール)の文章だけでの構成でその形式は嫌いではないけど、第3者の視点がなくて主観的な話になってることが私には共感しにくかったのかもしれない。

ののが語る悦子さん、はなが語るゾンダのスリさんに好感持った。

ののと悦子さんの関係と為五郎の正体すぐピンときた。悦子さんのことははまだしも、はなは為五郎をあのヒントで気付かなかったとはビックリ。

 

10/22【陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)/伊坂 幸太郎】

(再読)9月にシリーズ3作目の文庫化再読きっかけで1作目に続き2作目読み返し。

第一章は4人個別で登場の短編4作、それが第二章から全て繋がってくる素晴らしさ。

新書刊行時あとがきによると、長編の一部として機能させるため短編にかなり手を入れたとのこと。雑誌掲載時の短編は未読だけど、どちらかというと長編好きの私はこの形がうれしい。

巻末の短編もほのぼのしていて好き。

 

10/18【陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)/伊坂 幸太郎】

(再読)9月にシリーズ3作目の文庫化再読きっかけで1作目も読み返し。

伊坂作品は伏線回収の爽快さが魅力の一つで、陽気なギャングシリーズも強くそれを感じる。偽物警察官や田中の売り物グルーシェニカー等回収してのクライマックスは何回読んでも痛快。

23作目はさらに見事な伏線回収になってると感じるし、今作で中学生の慎一が3作目は大学生、このシリーズは一気読みが楽しい。

 

10/16【ドアを開けたら/大崎梢】

先が気になる面白さだけどミステリとしては謎ときにちょっと肩透かしみたいなところも感じて、人情の機微に触れる部分が多いことの方が印象に残った。

最初は主人公が50代独身男性って珍しい気がしたけど、この鶴川の人物設定だからこそ効果的なのかも?と思う。高校生の紘人が素直になっていく様子も違和感なくて良かった。

 

10/14【魔力の胎動/東野 圭吾】

「ラプラスの魔女」の前日憚で連作短編の形での五章。

第一と第二章ではスポーツ選手のために円華があの力を見せるけど、良い結果になるのは彼女の力だけではなかったことが印象的。

第四章ではこの章までの語り手的役柄のナユタが前作ラプラスと繋がる。円華が話したある人の願い、謙人が甘粕監督映画主人公の子役を心配していたことにジーンとした。

第五章は青江教授登場。ラプラスの前に温泉村でおきた事故は被害者が気の毒で辛い。フードの若者(謙人)のシーンもあり、ラプラスへの繋がりに切なさも感じる。

 

10/8【ブロードキャスト/湊 かなえ】

気持ちいい青春小説。湊作品は全部既読で白湊に驚きはなくなってるけど今作の爽やかさは新鮮。

青海学院で陸上部に入る夢が合格発表帰り道の交通事故で破れ、声がいいという理由で強引に誘われて流されるまま放送部に入った圭祐の心の動きを具体的に感じて、成長とラストの決断に納得。

 放送部の活動が興味深く、部員たちの個性も好感持てる持てないどちらも含めて楽しい。ラジオドラマ「ケンガイ」制作に全学年で挑むシーンにワクワクした。

脚本家を目指ししっかりした考えを持ってる正也が好み。

 

10/2【うらさだ/さだまさしと ゆかいな仲間たち】

著名人たちが語る“さだまさし” 登場されてる方々とさださんの交流エピ等知っていたことも多いけどより詳しくわかって興味深く、新鮮にも感じるし、どの話も印象的。

みなさんの熱い語りに、さださんってホント凄い!と改めて思う。

企画書を書かれた寺岡呼人さんに大感謝。 本書の印税の一部が「風に立つライオン基金」に寄付され、被災地支援に繋がるのも素敵と思う。

 

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<義母介護メモ>

病院:10/5K)、10/10Y

*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)

ケアマネさん来訪:10/1910/29(オーバーテーブル購入)

義父七回忌:10/7