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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
女性が子どもを産むかどうかの決断は、完全に女性に任されるべきだ、とアドラーは述べます。
なぜなら、社会への関心や子どもへの愛情がない女性に出産を強制しても、意味があるとは思えないからだ、ということなのです。
このような女性は、かなりの確率で誤った子育てをしてしまうことになる、とも述べています。
それゆえ、このような女性には社会に適応させることが必要なのです。
そして、そのことがうまく行けば、他者からの勧めやプレッシャーがなくても子どもを持ちたいと思うようになる、とアドラーは信じていました。
愛の課題から逃れるために愛を排除するという個人の行動を、その個人の優越という目標に結びつけて考えた時に、その個人を救う道が明らかになってくるのです。
もし普通の恋愛関係を築く可能性をしつこく排除し続けているのなら、その人は、他の関係でも神経症的である、と言えるでしょう。
こうした人は、より広い社会的な振る舞いを排除していますから、結婚を社会に当然必要なものとして見ようとはしないのです。
そこには、愛の課題に対してためらったり避けたりする態度、恋愛関係における不自然な傾向が認められます。
どちらも、ライフスタイルの原型が求めることと、その時の状況で可能なことの関係をきちんと理解できていないために生まれるものなのです。
それゆえ、理解が進めば、よりよく振る舞えるようになるでしょう。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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