ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きを書きます。
記憶に続いて、人間が獲得したうつ病になりやすい機能とは、『言葉』です。
私たち人間は、言葉という機能を獲得することによって、他者とのコミュニケーション能力を大幅に飛躍させることができるようになりました。
また、言葉を獲得したことにより、ものを考えるという思考能力をも獲得し、自分の考えを他者に伝えることが可能になりました。
あるいは、自分が経験したことを他者に伝えることも可能となり、こうして、ヒトは、さまざまな知識を獲得し、それを共有するという文化を生み出していくわけです。
しかし、そのことが逆にうつ病になりやすくしてしまうことにもなってしまったのです。
なぜなら、私たちは、他人の恐怖体験を聞いているだけでも恐怖や不安を感じるようになったからです。
つまり、人間は、言葉を獲得したことにより、たとえ自分が経験していないことでも、他人の話を聞くだけで扁桃体が活発に活動するようになったのです。
こうして、人間が感じる恐怖や不安の対象は、数限りなく増えていくことになってしまったのです。
ただし、私たち人間も、このような状況を指をくわえてただ見ていたわけではありません。
これに対抗する方法を自ら見つけるようになりました。
それは、『平等』という集団生活です。
たとえば、現在も狩猟採集生活を営んでいるアフリカの原住民であるハッザ族には、誰一人としてうつ病を発症している人がいません。
それは、彼らが、捉えた獲物を、集団全員で平等に分け合っているからです。
彼らは、常に協力し合い、すべてにおいて分け隔てのない平等な生活を営んでいます。
この分け隔てのない平等という集団生活が、人々に恐怖や不安に対する安心感を与え、うつ病になることを防いでいるのです。
しかし、このような平等という集団生活も、やがては人間自ら破壊してしまいます。
すなわち、『文明』の発達です。
この続きは、次回に書きます。
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