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さて、私たち人間は、言語を操ります。
私たちは、言葉によって他人との間の深いコミュニケーションを可能にしていますが、この言語を操るという機能は、人間が長い進化の過程で獲得したものです。
それゆえ、人が言葉を話したり理解したりする機能は、生まれたときから既に脳の中に組み込まれている本能的な機能だと考えられています。
これに比べて、文字という文化は、進化という観点から考えれば、それが発明されたのはつい最近ということになります。
そのために、文字を読んだり書いたりする機能そのものは、生まれつきで本能的なものではないと考えられています。
つまり、読み書きの能力は、幼い頃からの学習と訓練によって獲得されていくものなのです。
実際、伝統的な狩猟採集生活を続けている民族の中には、今でも文字という文化を持たない民族も存在します。
私たちは、文字を読んだり書いたりできるようになるのはごくごく当たり前のことだと考えがちですが、それらは決して当たり前の機能なのではなく、幼い頃から繰り返し行ってきた学習と訓練の賜物なのです。
逆に考えれば、人間は、学習と訓練によって、文字を読んだり書いたりするという非常に高度な能力まで自分のものにすることができるということです。
私たち人間は、読み書き能力以外にも、努力次第でさまざまな能力を身につけることができます。
そんな人間に備わった素晴らしい能力を無駄に眠らせてはいないでしょうか。
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