■まずは自己防衛

先日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議をうけて、

この1~2週間が感染拡大を押さえ込めるかどうかの山場との政府発表がありました。

確かにこの度の政府の対応には、不手際があったことは確かでしょう。

しかし、今はそんなことを議論していてもはじまりません。

わたしたち一人々が今できることを1つ1つやっていくことです。

そのためには

  • かからない
  • 広めない

この二点が大切です。

そこで今回はかからないための簡単で実効性のある方法

「睡眠」についてまとめてみました。

 

■睡眠の役割

睡眠にさまざまな重要な役割があります。

  • 脳や身体の休養
  • 疲労回復
  • 免疫機能の増加
  • 記憶の固定
  • 感情整理

ここで注目したいのが「免疫機能の増加」ということです。

一般に、十分な睡眠は免疫力を増強させると言われています。

たとえば、男女19人にA型肝炎ウイルスワクチンを接種した後の抗体産生量を調べたところ、

「接種したその夜にきちんと睡眠をとった人(19人の約半数)は、

徹夜した人に比べて4週間後のHAV抗体がおよそ2倍多かった」

という報告があります。

 

 

また、

免疫細胞のT細胞が病原体などの抗原の情報を長期間記憶するためにも、

睡眠が必要だ。

という報告もあります。

良質な睡眠は免疫力を保つ健康の重要な要素なのです。

 

■適度な睡眠時間

では健康を保つためにはどのくらいの睡眠時間がよいのでしょうか。

実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによると

  • 10歳までは8~9時間
  • 15歳で約8時間
  • 25歳で約7時間
  • 45歳で約6.5時間
  • 65歳で約6時間

成人の場合、個人差はあるものの6~7時間前後の睡眠時間が目安です。

米国の大規模調査では睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低く長寿でした。

 

 

短い睡眠が健康にとってリスクというのは理解できるかもしれませんが、

8時間を超える睡眠時間の人は死亡リスクが上昇するという結果もでています。

単に睡眠時間が長ければ良いというわけでもないようです。

 

■睡眠時間にこだわる必要はない

上記の数字はあくまでも目安です。

睡眠は体質や性、年齢など個人的な要因に影響されるため、

睡眠時間にはこだわらなくて良いというのが専門家の見解だそうです。

 

睡眠は身体が必要としている時間以上の睡眠をとることは不可能と言われており、

睡眠時間にこだわり過ぎるとかえって睡眠が浅くなったり、

不眠に陥ることが多いようです。

 

 

日中の活動に支障をきたさない自分にとって適度な睡眠時間をさぐりましょう。

ただし自己管理がむずかしいお子さんの睡眠時間は、

8時間を目安に保護者が管理してあげることは言うまでもありません。

 

「睡眠」はウイルス対策に簡単で実効性のある方法の1つです。

今日から早速、意識して取り組んでいきましょう。

 

 

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