記憶の先にある想い | フィジカル運動教室 http://www.aso-spo.net/

フィジカル運動教室 http://www.aso-spo.net/

愛知県岡崎市で活動しています、子供たちが遊びスポーツを通し楽しみながら、心と身体の根っ子を育むための教室です


こんにちは

校長の伊藤です

このブログをご覧の方はどう思われるか分かりませんが
誤解を恐れずお伝えします

実は私
幼い頃の様々な記憶を
かなり鮮明に覚えています

勿論
思い込みや記憶違いも多々あるとは思いますが

それでも

例えば
両親が住んでいた借家の隣にある大家さんの家での話

玄関の上がり框に腰掛けた私の母親
その夜は激しい雨と雷で
停電で真っ暗になった家の中
雷が鳴り
ピカッと光る度に見える母の怯えた顔
その背中を摩りながら優しく寄り添ってくれている
後に私が
小針のおばさんと呼んで慕っていた大家さんの奥さん

その時
私は母親の胸に抱かれた赤ん坊でした

大人になり
この話をした時
そんな事あるはずがないと言っていた母は

当時の家の中の様子
母親が羽織っていた服の色

特にその時の母の顔とおばさんの表情は鮮明に覚えていて
その事を繰り返し説明するのですが
本当かね〜
それは今でも
イマイチ納得いかない様子ですが

でも本当なんですよ!

例えば
私が3歳になった頃の話

母親のお母さん
お婆ちゃんが亡くなって
私は殆ど会った事がなかったお婆ちゃん

母も愛知県に嫁いでからは
殆ど会えなかったと言っていた
お婆ちゃん
最近
よく磯母さんの事思い出すんだよと言う母

父親を小学3年生の時亡くして
一人生まれ育った東京を離れ
疎開先の静岡で幼少期を過ごした母の大好きだったお母さん

お婆ちゃんの棺を前にして

母に一生懸命話し掛ける私を
ちょっと待っててねと窘めた後

ハンカチで目頭を押さえながら
静かに泣いていた母

時折
棺の中のお婆ちゃんに
お母ちゃん
お母ちゃん
そう何度も呼び掛けていた母の姿

生まれて初めて目にした母の涙でした

大人は子どもの時代を経て大人になります




幼い頃からの記憶の中

破り捨てた筈の賞状を綺麗に貼り合わされて壁に飾ってくれた母の優しさ

暑い夏の夕暮れ
お饅頭と冷たい麦茶を出してくれたお寺のお婆ちゃんの優しさ

余り褒められる事に慣れていない私を
運動会での来賓挨拶で紹介してくださった新聞販売店の社長さんの優しさ

これまで出会って来た
人との関わりの中で味わって来た悲喜交々

それら全ての経験が
私の人生の糧となっています

人間は
今度こそ大丈夫だろうと
何度も同じ過ちを繰り返し

人間は
今度こそと立ち上がり
何度も挑み続ける事が出来る

弱さと強さ
表裏一体である事こそが人間の素晴らしさ

私の大好きな言葉です