涙の訳 | フィジカル運動教室 http://www.aso-spo.net/

フィジカル運動教室 http://www.aso-spo.net/

愛知県岡崎市で活動しています、子供たちが遊びスポーツを通し楽しみながら、心と身体の根っ子を育むための教室です

こんにちは

校長の伊藤です

 


3月を迎え

季節は春

卒園、卒業の季節です



そんな中

あそびスポーツ

「フィジカル運動教室」でも

この時期は

新たな出会いと巣立ちの時期を迎えています




今回は

2人目の赤ちゃんの誕生を機に

教室を巣立った

新米お兄ちゃんのお話



土曜クラスに通う彼にとって

最後の教室となったのは、2月16日



来年から小学生となる彼の

「気をつけお願いします」

の挨拶から始まったその日の教室



感情を上手く表情に表せなくて

引っ込み思案で

なかなか自分に自信が持てなく

すぐに涙目になってしまう


それが最初に出会った彼への印象でした



どうしたら自信を持ってくれるのかな

どんな時

笑顔を見せてくれるのかな



少しずつ

少しずつ

それは正に

何かをやらせるのではなく

何が出来るのかを見つけて行く時間でした



それでも

日が経つ毎に

尻込みしていたメニューにも加わって


失敗する度に泣いていたのが

目に涙を溜めながらも

それが頬を伝う事も徐々に少なくなり


様々なあそびにも積極的に加りながら


出来た時には

まさに天使のような笑顔

を見せてくれて




そんな時を過ごしながら迎えた彼にとって

最後の教室



私と子どもが1人ずつ手を繋いで

でんぐり返りをしながらはしゃぐ中



彼は以前からそれが苦手で

怖くてなかなか出来ませんでした



最初の頃

先ずは

私の足の甲に彼の両足を乗せて歩くところから



次は

私の膝の所に両足を乗せ手を繋ぎながらブラブラ揺らして



今回は

私の腰の辺りに両足を掛け、笑顔と不安が入り混じった表情で10数えながら

またブラブラ揺らして




すごい高い所まで足が上げられたねと言うと

嬉しそうな笑顔で応えてくれて




そうして迎えた彼にとって教室での最後の挨拶



クラス全員で

「気をつけありがとうございました」

と元気な声での挨拶で教室を終えた後


お父さんに連れられ

お礼の挨拶に来てくれた新米お兄ちゃん




その顔は何故か涙でくしゃくしゃで

何度も何度もしゃくりあげながら声を上げて泣いていました




お父さんも慌てた様子で

しっかり挨拶しなさいと促すのですが


なかなか彼の心は定まらないようで

気がつくと

私は彼を抱きしめていて

こんな風に語り掛けていました




先生はいつもここに居るから

いつでも会えるから


ありがとう

ありがとう

ありがとう


私の目にも自然に涙が溢れてきて

それでも最後は教室の玄関でハイタッチで見送った親子の後ろ姿に

充実した喜びと

少しばかりの淋しさを感じている

自分がいました




教室をはじめて8年



年中さんで入会して

春には中学生になる子もいます


この教室には試験も卒業もありません







心と身体の根っこを育む

はじめの一歩






次の一歩は

自分の力で歩み出す事が出来るように

そんな願いを込めた教室です






巣立ちの日を迎えてくれた子どもたち


出会ってくれてありがとう


この春、新たに出会う子どもたちにも


出会ってくれてありがとう