フライが怖い子どもが増加中スマホ社会で失った“重要動作”、遊具撤去も影響 | 「健やかな心を持つと、身体も、そして人生すべてが豊かになる」

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フライが怖い子どもが増加中スマホ社会で失った“重要動作”、遊具撤去も影響


立つ、歩く、投げる、捕る……。幼少期は、生涯にわたって必要な運動の基礎となる多様な動きを幅広く獲得するために大切な時期だ。ただ、ジャングルジムや登り棒などの遊具が撤去されることで、今の子どもたちは、「登る」動作をほとんど経験せずに育つ。

「登る系の遊具で遊ぶ時は、基本的には必ず上を向きながら登るじゃないですか。最近は登るという動作をほとんどやらなくなったせいで、『上を向く』という学習を意外としていなかったりします」

 現代の子どもたちはスマホやタブレットなどの使用で下を向くことが多く、上を向く動作は意識的に行わなければ、あまり機会がない。もちろん、野球をプレーする上では、「上を向く」のは必須の動作だ。

「上を向いた瞬間に身動きが取れない子がいたりするんですよ。“フライが怖くて捕れない”と言われたこともあります」

 幼少期から多様な動きの獲得を行わなかったことは、後のスポーツで怪我をしやすい身体になるとも言われています。

  

小さい頃から多様な動作を行うこと