文化芸術による子どもの育成事業(文化庁)として、亀山市立亀山東小学校(三重県)にて声優体験授業を実施しました。
<一部>
6年生約70人を対象に、「発声・滑舌・発音基礎」を行いました。
顔のストレッチでは恥ずかしがる事無く、しっかりと変顔ができました。
姿勢、呼吸、体の使い方などを覚え、大きくクリアな声を出すことが出来ました。
代表の生徒さん6名が舞台に上がり、正確なアクセントや鼻濁音などのポイントを学びました。
そのポイントに気を付けながら、全員で早口言葉の練習をしました。
<二部>
「学校紹介の公開ナレーション収録」をしました。
代表の6名がナレーションを担当し,舞台上で演出しました。
見ている人達も、間(ま)の作り方やガヤとして参加しました。
20秒以内で読んでいた原稿が50秒になりました。
最後に声優講師が生収録をすると、「ウォー」という声が漏れました。
<学校のコメント>
時間割を入れ替えて、6年が文化庁主催の「文化芸術による子供の育成事業」の授業を体験しました。これは、小学校・中学校等に個人又は少人数の芸術家を派遣し, 子供たちに対し質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに,芸術家による表現手法を用いた計画的・継続的なワークショップ等を実施する事業です。子供たちの豊かな創造力・想像力や,思考力,コミュニケーション能力などを養うとともに, 将来の芸術家や観客層を育成し,優れた文化芸術の創造に資することを目的としています。
お願いした授業の講師の先生は、東京、神奈川、埼玉等で声優教室を主宰してみえる古泉康一郎さんです。古泉さんは、テレビや映画の製作にかかわった会社に勤めていましたが、自分で起業して、今では声優さんを育成する教室を運営しています。下は3歳から、上は大人までかなり広い年齢層の方が学んでいるとのことです。ひと昔前までは、声優というと、俳優さんに比べると目立たない存在でしたが、現在では高い地位を確立していますし、なりたい職業の中に必ず顔を出すそうです。
最初、発声の仕方や早口言葉などを練習しました。その後、代表の子どもたちが、みんなの前で、先生が作ったナレーションを覚えて発声してみました。代表の子の演技を見ていた大勢の子どもたちも、いっしょになって集中して見聞きしていました。ふだん経験できないことにふれることができました。後日、映像や音楽をつけて、完成したものを学校へ送ってくれるそうですので楽しみしています。