いわきキャロット新体操クラブの第28回目となる発表会が、市立総合体育館で開催されました。
小学校就学前のチャイルドクラスから高校生までのクラブ員全員参加で、この一年間の練習の成果をそれぞれに演技しました。
プログラムの中には、障がい者施設の利用者の皆さんとチャイルドクラスの子供たちが一緒に音楽に合わせからだを動かす演目もあり、そのリズムに合わせ笑顔で元気に演技をするクラブ員たちからは、この時を楽しんでいるようすがうかがえました。
高校卒業とともにこのクラブを後にする選手もいて、10年以上の長きにわたってクラブに通い、練習を重ねてきたことが、新体操というところを離れても、それはきっと何かの役に立ち、きっと何かの助けになることが必ずあるはず、との思いをもって、ねぎらいの拍手を送ったところです。
同様に、いまこのクラブに通うみんなも、自分なりの目標を遂げることとあわせ、ものごとを続けることの難しさやその意義、一緒に頑張る仲間の大切さといったところも、身の内に取り込んでくれることを願います。
この発表会も28回を数え、多くの選手が立派な成績を残しながら巣立っていきましたが、さらにその後を継いで、たくさんの素晴らしい選手が輩出されるようなクラブとして続いていくことを願っています。
また、このクラブが継続していくには、夢をもった子供たちの存在が欠かせないのは当然ですが、その環境を整えて下さる保護者の方々や行政などの支援が不可欠であり、この取り組みへのご理解をさらにいただく中で、お力添えを頂きたいものだとと、私も思います。
そしてこの笑顔が、未来を担う子どもたちの明るい道標として、もっと大きく力強く広がっていくような社会づくりを、私たち大人がしていかねばならないと、改めて心に誓う機会となりました。