医療法人社団紬愛会 新板橋クリニックからのお知らせ:
コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にともない、首都圏では、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(順不同)それぞれに、政府から緊急事態宣言が発令され、上記都県には緊急事態措置として、外出制限や営業自粛などの協力要請がなされています。
医療は、生命の安全や病気の治療、健康の維持に必要不可欠ではありますが、現在の状況を踏まえると、相当の感染防止対策や対応の考え方が必要とクリニックは考えています。
基本となる考え方は、以下のものとなります。
1.院内を安全な空間として維持する
頻回の消毒の徹底と院内の常時換気
密閉の回避
密着の回避(完全予約制により、2メートル以上の互いの距離の確保)
密接の回避
マスクと手洗いの徹底
完全予約制にて患者さまの来院状況や状態を把握する
感冒症状や発熱の方は、来院ではなく、電話にて対応する
(基本、来院ではなく、電話で必要なアドバイスをして、在宅での経過観察を指示する)
感冒症状や発熱の方は、来院の必要があると判断した場合は、
通常診療時間と分離して対応して、通常診療の方と接触しないようにする
2.電話診療での対応を増やす
通院自体にリスクがあると判断しています。
とくに、現在の感染拡大と感染者数から判断して、電車などの公共交通機関を利用することは、感染リスクがあり、不適切と考えています。
そこで、全体の診療の80%以上を電話診療に切り替え、徒歩で通院可能な方、あるいは、急性腹部症状など直接診療が必要な方に、できる限り限定して、対面診療をおこなうようにしています。
完全予約制であることと、電話診療率を高めることで、対面診療が必要な方の、感染リスクを極力減らして、3密を回避して、安全な院内環境で、医療が行える体制をつくる努力をしています。
(注:電話診療については、厚生労働省からの通知に準じておこなっています)
3.職員の安全の確保をしながら、外来診療を維持する
電車など公共交通機関を利用して通勤する職員の安全確保にも留意しています。
そのため、現在の感染拡大と感染者数を留意して、公共交通機関を利用する遠距離通勤者は、自宅待機としています。
職員の安全確保と同時に、院内を安全な空間として維持することのバランスをとれるよう努力しています。
4.接触機会の増える検査の制限
消化器内視鏡検査は、感染拡大を受けて、GWあけまで検査は中止といたしました。
今後の感染の動向をみて、GW以降も内視鏡検査の中止期間を延長・継続することも視野にいれています。
内視鏡検査は医療側にも受診する患者様にとっても接触度合いの高い検査ですので、しっかりと安全と安心を確保して、再開を見定めたいと考えています。
5.診療時間の短縮
社会的に在宅勤務の方がふえていること、電話診療率を高めること、完全予約制であることから、急性腹部症状など、対面診療の時間に余裕がでてきました。
そこで、職員や職員の家族の安全を守りつつ、対面診療の質と量をバランスよく維持できる診療時間に当面変更いたします。
変更後診療時間
月曜・火曜・金曜:10時30分〜13時 14時30分〜16時30分
水曜・木曜は休診
土曜:9時から13時
6.遠距離の方への処方箋FAXあるいはお薬の郵送対応
当院と連携している薬局(フクシ板橋薬局)の協力を得て、当該薬局で普段お薬を受け取っておられる方に限定して、電話診療後に薬局よりお薬を着払いにて郵送していただく対応が可能となりました。
詳しくは、電話診療時にご説明いたします。また、遠距離から来院されている方で、ご近所の薬局でお薬を受け取っておられる場合は、その薬局に処方箋をFAXすることで、お薬対応できる場合があります(詳しくはご利用先の薬局にご相談ください)。
2020年4月13日 院長 清水 公一