未来医療勉強会 
「在宅ケアを考える」

第3回在宅ケア勉強会 

12月20日、土曜日、開催いたしました。


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相手の言葉に全てのメッセージがこめられている

相手の沈黙にすべてのメッセージがこめられている


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「でも・・」

「でも・・」

沈黙


そこにあるのは、お互いのすれ違い。

医療者、介護者、治療者は、気づかない。なぜなら、管理者であるから・・

相手が自分のことを「援助者である」と思ってもらうこと

そうでなければ、

本当の安心は生まれない

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相手:「私、手術の前はあの辺が見えていたんです、でも今は見えないんです」

医療者:「そうなんですか、手術前は遠視で、手術後は近視になっているから、遠くは少しぼやけるかもしれませんね」

相手:「それは、聞きました。でも、見えないので不自由で、心配なのです」

医療者:「そんなことはないですよ。近視のほうが近くが見えて日常生活には便利なんですよ」

相手:「でも・・、前のほうが見えていたんですよ」

医療者:「そうですか。前のほうがよく見えていたのですね。時間がたつと見え方ももっと落ち着いてきますから」

相手:「そうですか。時間がたつとなれてきますか・・・」

医療者:「はい、慣れてきますよ」

相手:「忙しいのにごめんなさいね」

医療者:「いえいえこちらこそ、また何かあったら言ってください」


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皆さまの会話記録を
皆さまと一緒に観ていきました

多くの気づきや学びがそこからありました。

そして、

苦しみのメッセージを聴き取り、受け取るのは、難しいですね。

なぜなら、常に、自分の思い込み、自分の基準(観点)が創り出す、主観的世界の中で、相手の言葉を聞いてしまうからです。

自分の思い込みの世界からでて、
相手の苦しみ・想いに意識を志向して

そのとき、はじめて、本当の意味で

相手のメッセージを聴き取れるようになります
相手のメッセージを受け取れるようになります
相手のメッセージを否定しなくなります。

本当の人と人の出会いがうまれてきます。
関係性が創られます。
未来医療が始まります

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皆さま、ご参加くださいまして、ありがとうございました。

次回は、1月17日の土曜日です。

お待ちしています。