次。UAE。
いや~
婦人科で子宮動脈を止めちゃえ!というときって
めっちゃ危機的な子宮出血があって、もうほかに手立てがないときのイメージが強くて
普通の子宮筋腫にUAEってどうなの~と懐疑的なせんせが多いかな~。
(私だけかも。主治医に聞いてみてね!)
こちらもね、足の大きな血管から(大体動脈)細い管を入れて、
子宮動脈まで腎動脈をまたいでカテーテルを入れ、
手元の方からスポンジか、油を入れて子宮動脈を詰めちゃえ!
となる方法なのですが、みんな。
よ~く聞いて。
この手技はね、
局所麻酔
だよ?
全身麻酔でしないよ?
手技中、ずっと起きてないといけないよ?
下手したら3時間くらい我慢させられちゃうよ?
運よく腕のいい放射線科の先生もしくは血管治療の先生に当たればよいですが
世の中そんなにたくさんいないよ?恐怖
んで、婦人科医が大体術前、術後の管理をしなくちゃ、
なのだが(ここも納得してないし)
手技だけしちらかして、そのままとんずらの先生にあなたは頼ってよいの?とか思うし
子宮へ行く血が止まって、あ~た、痛くないとでも想像しているのかしら?とも思う。
病棟中、いたい~いたい~って絶叫する声が一晩中響き渡り、もはや営業妨害。
全く無関係の術前の患者さんたちが不安でおののき、
夜中のナースコールが鳴りやまない。
阿鼻叫喚。
なので、おいそれと引き受けたくないのが婦人科医の本音です。
それでうまくいけばいいけどさあ、
血が途絶えて、ちょっと言葉は悪いけど腐ってしまった子宮に感染して、
熱が出たり腹痛がひどかったりして、
結局、結局よ、急に開腹術になる人だって多いんですよ。
そこらへん、説明してもらっているか、と私は言いたい。
放射線科の先生も血管治療の先生も、そこらへんは見ないじゃん。
失敗したらそうなるよとか言わないじゃん。
ついでに言えば、手術では卵巣をきっちり温存できるけれど
血管はどう詰まるか出たとこ勝負のところも残されていて、
近くの卵巣へ行く血流まで止めてしまい、
子宮も卵巣もオブジェ化することだってある。
そういうのをすべてチャレンジする勇気と元気がある人だけが
よかったね!をもぎ取るのですが
単なる、がんじゃない、良性疾患の皆様方がチャレンジすべきことなのかしらと
大きく疑問。
世の中はもっと人生を賭けてやり遂げねばならぬことで満載なのだからして
子宮筋腫や子宮腺筋症ごときに
その叡智と大事な時間を費やすのはいかがなものかと私は思います。
・・・思いますが、
それで救われたぞい、何を言うかこの悪魔の手先よ~という勇者よ!
反論をぜひお待ちしています。ぺこり。