もみじの葉 | 吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺のブログです。

本日で10月も終わりです。

ここ最近はすっかり肌寒くなり、

日も短くなりました。

17時を過ぎると真っ暗です。


空を見上げれば、

雲も薄くなっています。

秋空です。


【本日の空】


境内の木々に留まる鳥の種も

変わってきました。

ジョウビタキやメジロ、

シロハラやヒヨドリ。

例年寒くなると境内に現れる常連たちが

姿を見せ始めています。


【遊びにきたメジロ  ※昨年の写真です】



各地で紅葉の見頃も近づいています。

北海道や東北、

栃木の奥日光や群馬の榛名山は、

今まさに見頃だそうですね。

茨城の奥久慈渓谷も色づき始めたそうです。


【もみじの紅葉  ※昨年の日光の写真です】



吉祥院の境内にも

すこしばかり落葉樹があります。


葉が落ちる時期はそれぞれ異なりますが、

もみじが最も遅く

まだまだ緑葉です。


【境内のもみじ】


境内にあるもみじは

「イロハモミジ」というそうです。


もみじの葉は

分裂葉といって

いくつか切れ目が入っています。


昔の人は、葉の裂片を

「イロハニホヘト・・・」と数えたそうです。

そのためイロハモミジと名付けられた

と言われています。


イロハモミジの葉は

大半が7つに、

時に5つに分かれています。


【裂片が7つの葉】


【裂片が5つの葉】


裂片の数が違うのは、

大人の葉か子どもの葉の違いや

栄養分の差などと言われていますが、

真相はわかりません。


植物の生態は奥深く、

じっくり見て

初めて気づくことも沢山あります。


【裂片の数が異なるもみじの葉】



さて、この後

もみじの葉は紅葉し落葉します。


夏のあいだ沢山の日光を浴びて

育った木ですが、

秋になると日照時間が短くなるため

エネルギーの生産が間に合わず、

自身の存続を掛けて身を削るが如く

葉を落とすそうです。


木々にとっては

苦渋の選択であろう振る舞いですが、


結果、

色とりどりの落ち葉が散りゆく

幻想的光景を生み出し、

人々の心に残ります。


逞しく生きることの美しさを

身を呈して示しているからこそ、

心に響くのかもしれませんね。