仏教の遺跡 | 吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺のブログです。

仏教の八大聖地といえば

釈尊生誕のルンビニーや

悟りを開いたブッダガヤ、初めの説法を

行ったサールナート(鹿野苑)などがあります。

 

その八大聖地には含まれませんが

インド西部にあるアジャンターの石窟寺院は

有名です。

岩山に洞窟が掘られており、ここには

30ほどの石窟寺院が見られます。

 

このアジャンターの石窟寺院は

インドで仏教が衰退した後は

放置されていて、それが19世紀に

イギリスの軍人によって発見されました。

 

アジャンターは5世紀頃のグプタ朝のもとで

最盛期を迎えたとされ、多くの仏像や

テンペラという技法によって描かれた壁画が

芸術的にも注目されます。

また、インドではエローラ石窟という遺跡も有名で

ここには仏教のみならずヒンドゥー教やジャイナ教の

寺院も残されています。

 

さらに、アフガニスタンには

バーミヤンの仏教遺跡があります。

アフガニスタンは現在ではイスラム教の国ですが

2~7世紀はインドと中央アジアを結ぶ

交易路として栄えた地で

仏教への信仰も盛んでした。

 

バーミヤンの谷には、2kmほどの断崖に700余りの

仏教石窟と38mと55mの二体の巨大な

大仏立像が立っていました。

しかしながら、宗教紛争の中で破壊されてしまいました。

 

中国の訳経僧である玄奘が630年に訪れた時には

この大仏は金色に輝き、僧院には何千人もの

僧が住んでいたとされます。

当時のバーミヤンはとても栄えたところであり

ここの地を起点に中国や日本にも

文化や宗教が伝わっていたのでしょう。