花梨 | 吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺のブログです。

おはようございます。

今週はせっかくのお休みなのに
雨が降り続けてますね。

関東は今日の夜に
雨風が激しくなる模様です。

お気を付けてお過ごしください。


さて、この時期、
境内の花梨の木が実をつけています。

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花梨は食用としては使われないため、
名前は知っている人は多くても
実を見たことある人は
少ないかもしれません。

写真にある通り、
緑色の丸い実で、甘い香りが特徴です。


実は、花梨は
我々の生活には
なくてはならないものです。

花梨の実には
ポリフェノールが多く含まれています。
その量、およそりんごの25倍。
花梨のポリフェノールは効くと言われ、
のど飴の成分に使用されています。

「カリンエキス配合」と
記載されているのど飴を
見たことがあるのではないでしょうか?

また、中国では
昔から生薬として使われており、
日本でも「和木瓜」との名で
生薬として登録されています。


さて、花梨は、
日本に伝わった時期が不明
とされていますが、

一説によると、
弘法大師によって
日本に持ち込まれたと言われています。

遣唐使として唐に渡り
日本へ花梨を持ち帰り
香川に植えた、
という記録が残っているそうです。


また、寺院に植えられている場合、
花梨ではなく
「安蘭樹」と呼ばれたりもします。

安蘭樹とは、
サンスクリット語「amra」の漢略で、
マンゴーという意味です。

マンゴーは、
仏教の経典に出てくるだけでなく
護摩の木としても使われます。

しかし、日本本土では生育できないので
マンゴーの代わりに花梨や柿を育て
安蘭樹と呼んでいる寺院が多いそうです。


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意外と仏教とのつながりが多い花梨。

寺院に行った際には
探して見てください。